食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06100910536 |
| タイトル | 英国保健省(DHSC)、栄養科学諮問委員会(The Scientific Advisory Committee on Nutrition :SACN)による加工食品と健康に関する声明の概要報告書を公表 |
| 資料日付 | 2023年7月11日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 英国保健省(DHSC)の健康改善及び格差対策室(Office for Health Improvement & Disparities:OHID)は7月11日、栄養科学諮問委員会(The Scientific Advisory Committee on Nutrition :SACN)による加工食品と健康に関する声明の概要報告書を公表した。概要は以下のとおり。 (背景) 食品加工と健康に関する議論や研究文献が増えつつある。食品加工には以下のような役割がある。 ・加工しなければ食べられない食品を確実に食べられるようにする(例えば調理)。 ・加工しなければ食用に適さない食品を食用に適するようにする(例えば低温殺菌)。 ・一部の食品の保存期間、保存性、栄養素の保持を向上させる(冷凍等)。 ・栄養素組成又は生物学的利用能(bioavailability)を変更する(例えば、飽和脂肪酸、糖分、塩分、微量栄養素の強化のための改良) ・嗜好性の向上(味や食感等) ・利便性の向上 普遍的に合意された加工食品の定義は存在しないが、加工度合いによって食品を分類しようとする分類システムは世界的に数多く開発されている、例えば、 ・国際がん研究機関(IARC)が開発したシステム ・ブラジルで開発された超加工食品(UPF)カテゴリーを含むNOVAシステム及びNOVAシステムのバリエーション ・国際食品情報評議会(IFIC)が開発したシステム ・グアテマラの国際食糧政策研究所が開発したシステム ・メキシコ国立公衆衛生研究所が開発したシステム ・Siga-Index ・ノースカロライナ大学の研究者が2015年に開発したシステム 加工食品分類の目的は、加工度に応じて食品を分類することである。ある分類システムでは栄養含有量と推奨される食事ガイドラインを考慮しようと試みられているが、NOVAを含む他の分類システムでは食品の栄養含有量は考慮されていない。 公表された解説では、(超)加工食品と健康上の有害な健康影響との間に観察された関連性に関して、様々な仮説やメカニズムが提唱されている。これには以下が含まれる。 ・嗜好性の向上 ・より高いエネルギー密度 ・摂取スピードの促進(食感の柔らかさ、食品の構造やマトリックスの変化等による) ・栄養含有量の違い(飽和脂肪酸、塩分、遊離糖の含有量が高く、植物繊維の含有量が低い) ・加工食品の製造における高温の影響 ・低カロリー又はゼロカロリーの甘味料を含む特定の添加物の影響 ・包装からの汚染物質 ・広範なマーケティングと加工食品の低価格化による摂取量の増加 ・上記の複合効果 (中略) (結論) 同定された系統的レビュー(SRs)は一貫して、(超)加工食品の摂取の増加は、有害な健康影響リスクの増加と関連していると報告している。しかし、利用可能なエビデンスの質については不確実性がある。研究はほぼ観察に基づいたものであり、エネルギー摂取量、肥満度、喫煙、社会経済的ステータス等の交絡因子や主要変数が十分に説明されていない可能性がある。 NOVAは、英国での使用に適している可能性があるとして、SACNの当初のスクリーニング基準を満たした唯一の加工食品分類であった。NOVA手法に対する評価により英国における実用化に関する懸念がいくつか確認された。特に、一部の食品の分類は、栄養学的分類やその他の食品ベースの分類との不一致がある。 (超)加工食品の摂取は、他の不健康な食事パターンやライフスタイル行動の指標となる可能性がある。(超)加工食品の多い食事は、エネルギー密度が高く、飽和脂肪酸、塩分、遊離糖、加工肉が多く、果物、野菜、繊維質が少なくなる。 (超)加工食品と有害な健康影響との間で観察された関連性は、SACNが堅牢なリスク評価を実施した栄養因子と健康影響との間で確立された栄養学的関係により、どの程度説明されるかは不明である。 (超)加工食品の高い摂取量と有害な健康影響との間で観察された関連性は懸念される。しかし、NOVA分類システムの限界、交絡の可能性、及び(超)加工食品との間で観察された有害な関連性が、既存の英国の食事勧告によりカバーされている可能性があるため、現在までのエビデンスを慎重に扱う必要があることを表している。 (研究勧告) 加工食品と健康に関する利用可能なエビデンスには多くの限界があることが確認された。特に以下の分野でさらなる研究が必要である。 ・英国における加工食品の摂取量の推定に確実に適用できる(超)加工食品分類システムのさらなる評価と開発。 ・英国で確実に適用できる分類システムに基づいて、(超)加工食品と健康影響との関係を研究するさらなるエビデ ンス。 ・参加者の負担への影響を最小限に抑えつつ、加工食品の摂取量をより適切に推定・監視するための全国食事栄養調査(NDNS)手法のさらなる評価と改良。 今回の報告書の詳細は以下のURLより入手可能。 https://www.gov.uk/government/publications/sacn-statement-on-processed-foods-and-health/sacn-statement-on-processed-foods-and-health-summary-report |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国保健省(DHSC) |
| 情報源(報道) | 英国保健省(DHSC) |
| URL | https://www.gov.uk/government/publications/sacn-statement-on-processed-foods-and-health/sacn-statement-on-processed-foods-and-health-summary-report |
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