食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06100870294 |
タイトル | 世界保健機関(WHO)、健康及び環境の観点から見たレッドミートと加工肉に関する情報冊子を公表 |
資料日付 | 2023年7月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 世界保健機関(WHO)は7月10日、健康及び環境の観点から見たレッドミート(red meat)(※訳注1)と加工肉(※訳注2)に関する情報冊子(56ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 あらゆる形態の栄養不良、非感染性疾病(NCD)の負荷、環境の持続可能性、不平等の増大、勤労者と動物の幸福の確保という課題に対応するためにはフードシステムの変化が重要であるとの国際的な合意が形成されつつある。 これらの課題の緊急性の観点から、健康で持続可能なフードシステムにおけるレッドミートと加工肉の役割には疑問がある。所得の高い国々(high-income countries: HICs)ではレッドミートの消費は頭打ちになっているが、世界的に見て過去50年に全ての種類の肉の生産と消費は非常に増加し、2050年までにさらに50 %増加することが予想されている。肉の消費は、国際間においても、国内においても依然として非常に不平等であり、レッドミートを含む動物由来食品の摂取量は、栄養不良のリスクが最も高い人々の間において最も低い。 この小冊子は、健康と環境のアウトカム(outcome)における、及び様々な社会的・政治的な背景におけるレッドミートと加工肉の生産と消費の役割に関するエビデンスをまとめている。本冊子では消費に関する勧告は行わないが、むしろ、持続可能なフードシステムから生まれる健康的な食事におけるレッドミートと加工肉の役割に関するWHOのガイダンスに繋がる可能性があるスコーピングプロセス(scoping process)の第一段階を示している。また、2023年後半及びそれ以降の国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)における気候変動とフードシステムに関するコミットメントと政策行動への情報提供にも役立てることができる。 科学とエビデンスに基づく本冊子は、簡潔で読みやすく、各章ごとに要約と重要なメッセージがついている。このテーマに関心がある推進者や一般市民だけでなく、ヒトと地球の健康に対するレッドミートと加工肉の役割に関する主要問題とギャップについて素早く概要を把握する必要がある技術スタッフ、プログラムマネージャー及び意思決定者にも本冊子は有用な情報源である。 (※訳注1) レッドミート: 牛肉、豚肉、羊肉、馬肉、山羊の肉、ラクダ肉等、成体及び幼若動物の全ての哺乳類の筋肉(本冊子の用語解説(glossary)における定義による)。 (※訳注2) 加工肉: 風味付け又は保存性の向上のために加塩、塩漬け、発酵、燻製、その他の工程を通じ、性質、外観等を変化させた全ての動物の肉を指す。ほとんどの加工肉は豚肉、牛肉を含むが、他のレッドミート、家きん、内臓、又は血液等の肉の副産物を含む場合もある (本冊子の用語解説(glossary)における定義による)。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
URL | https://www.who.int/publications/i/item/9789240074828 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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