食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06100760149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、家きん及び水産養殖動物への給与を意図した豚由来加工動物性タンパク質製造時における欧州委員会規則(EU)No 142/2011に規定する処理方法2~5及び処理方法7による関連病原体不活性化の有効性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年7月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月5日、家きん及び水産養殖動物への給与を意図した豚由来加工動物性タンパク質製造時における欧州委員会規則(EU)No 142/2011に規定する処理方法2~5及び処理方法7(※訳注1)による関連病原体不活性化の有効性評価に関する科学的意見書(76ページ、2023年6月7日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2023.8093)を公表した。概要は以下のとおり。
 家きん及び水産養殖動物への給与を意図した豚由来加工動物性タンパク質中に存在する可能性のある関連病原体について、規則(EU)No 142/2011に詳述する処理方法2~5(method 2 to 5)及び処理方法7(method 7)を適用した場合のそれら病原体の不活化レベルが評価された。処理方法7については、認可済みの5つのシナリオが選択された。サルモネラ属菌(Salmonella Senftenberg)、腸球菌(Enterococcus faecalis)、ウエルシュ菌(Clostridium perfringens)芽胞及びパルボウイルスが対象の指標病原体として選定された。これらの指標病原体に関する不活性化パラメータは、広範な文献検索及び最近のEFSAの科学的意見書から引用された。
 適合させたBigelowモデルに引用データを当てはめ、処理方法2~5(同時方式(coincidental mode)及び連続方式(consecutive mode)(※訳注2))、及び処理方法7の5つのシナリオについて、それぞれ指標細菌及びパルボウイルスの5 log10及び3 log10の減少を達成できる確率を推定した。ウエルシュ菌芽胞は、処理方法2~5(同時方式及び連続方式)及び処理方法7の5つの検討シナリオによって減少目標を達成できる確率が最も低い指標であった。
 ウエルシュ菌芽胞の5 log10減を達成する確実性を推定するため、当該モデル結果と追加のエビデンスを考慮し、専門家からの知識の引き出し(expert knowledge elicitation)手法が使用された。ウエルシュ菌芽胞の5 log10減は以下の確実性で達成されると判定された:処理方法2及び3(同時方式)では99~100%、処理方法7のシナリオ3では98~100%、処理方法5(同時方式)では80~99%、処理方法4(同時方式)並びに処理方法7のシナリオ4及び5では66~100%、処理方法7のシナリオ2では25~75%、処理方法7のシナリオ1では0~5%。処理方法2~5の連続方式では、同時方式と比較してより高い確実性が予想される。
(※訳注1)規則(EU) No 142/2011は、ヒトの消費を意図しない動物副産物及び由来製品に関する衛生規則を定めた欧州議会及び理事会規則(EC) No 1069/2009の実施、並びに理事会指令97/78/ECの下で国境の獣医学的検査が免除される特定の検体及び物品に関する同指令の実施に関する委員会規則であり、附属書IV第3章では、動物副産物に適用される具体的な基準加工方法(Processing method 1~7)を規定している。
(※訳注2)規則(EU) No 142/2011附属書IV第3章に規定する、加熱処理で達成すべき内部温度とその時間を順次連続的に達成する場合(連続方式(consecutive mode))と同時に達成する場合(同時方式(coincidental mode))を指す。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8093
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