食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06100490544
タイトル ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)、クサギカメムシの侵入に対抗するためのネオニコチノイド系殺虫剤Actaraの使用規則の変更を公表
資料日付 2023年7月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)は7月6日、クサギカメムシの侵入に対抗するためのネオニコチノイド系殺虫剤Actaraの使用規則の変更を公表した。概要は以下のとおり。
 NZEPAは、クサギカメムシ(Brown marmorated stink bug: BMSB)がニュージーランドに侵入した場合の、ネオニコチノイド系殺虫剤Actara(※訳注: 日本語商標名: アクタラ、有効成分: チアメトキサム(thiamethoxam))の使用方法に関する規則の変更を承認した。
 第一次産業省(Ministry for Primary Industries: MPI)は、BMSBの重大な侵入にのみ対応して、Actaraの使用回数を単一エリアで年間4回から最大8回まで増やすことを申請した。現在、キウイフルーツ、リンゴ・梨(pipfruit)、ジャガイモの害虫防除にActaraを使用するに際しては、厳格な規則がある。
 NZEPAは、BMSBに対するバイオセキュリティにおいて、本殺虫剤を使用する際の追加的な規制を制定した。これらの規則は、環境、特に花粉媒介昆虫に対するリスクを最小限に抑えることを目的としている。
 ミツバチへの潜在的な影響をさらに低減するために、全ての養蜂箱は散布後、少なくとも3週間はそのエリアから移動させる必要がある。
 BMSBは、ニュージーランドにとって最も重大なバイオセキュリティの脅威の一つであり、15年間で36億ドルの経済損失をもたらす可能性がある。BMSBは、果樹、トウモロコシ、キウイフルーツ、アボカド等、様々な作物において90%の損失を招く恐れがある。BMSBは30か国以上に生息し、世界の農業に数十億ドルもの経済損失を与えている。
 ニュージーランドには、これまでBMSBの定着個体群はなかったが、MPIは最近、国境での発見・阻止件数の著しい増加を記録している。見つかったBMSBのほとんどは、輸入貨物に対する処理要件のために、死骸となって発見されている。
 MPIによるリスク分析は、BMSBの侵入は、輸送コンテナとその内容物、新車・中古車、機械類を経由して、都市部で発生する可能性が最も高いことを示唆している。
 Actaraの使用を再評価するための根拠は、BMSBの侵入を阻止する際に、Actaraにどの程度の効果があるのかに関する重要な新情報に基づいていた。
 当該再評価の決定に関する詳細は、以下のURLから閲覧可能。
https://www.epa.govt.nz/public-consultations/decided/reassessment-of-actara/
地域 大洋州
国・地方 ニュージーランド
情報源(公的機関) ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)
情報源(報道) ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)
URL https://www.epa.govt.nz/news-and-alerts/latest-news/epa-changes-insecticide-rules-to-combat-stink-bug-invasions/
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