食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06100410164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、食品と栄養補助食品へのアミノ酸添加に関する法律の評価報告書を公表
資料日付 2023年7月6日
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分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は7月6日、食品と栄養補助食品へのアミノ酸添加に関する法律の評価報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 アミノ酸は、タンパク質の構成要素である。オランダでは、栄養補助食品を含む食品と飲料製品への遊離アミノ酸の添加は禁止されている。しかし、欧州の法律の下では、これは認められている。1991年、オランダ保健評議会(Health Council of the Netherlands)は、オランダでアミノ酸を安全に添加できるかどうかを評価した。同評議会は、製造業者が製品に添加できるアミノ酸の上限量を規定すること等によって、特定の条件の下でこれを認めるよう勧告した。当時提案された上限量は、まだオランダの法律に組み込まれていない。
 オランダ健康・福祉・スポーツ省(VWS)はRIVMに対し、アミノ酸添加に関する法律の評価を要請した。具体的な質問とは、アミノ酸添加に関する禁止措置が実際に解除され、そして必要であれば、法定上限量に置き換えられるかどうかということである。
 アミノ酸を添加した栄養補助食品や食品を通じて、人々が食事の他に安全に摂取できるアミノ酸の量を決定することは不可能であることが判明した。これは、人々が摂取すべきタンパク質とアミノ酸の上限量が不明であるためである。また、オランダで食べられる食品から人々が摂取するアミノ酸の量も不明である。食品の組成に関するデータベース(NEVO)からは、これに関する情報は得られない。
 本評価は、1991年に保健評議会が勧告したように、添加上限量が設定される場合にのみ、禁止措置が解除されることを示している。RIVMは、保健評議会によって使用された値は現在では古いため、最新の知見に基づいてこれを行うよう勧告する。また、より多くの植物性タンパク質を摂取することが推奨された結果、植物性タンパク質の摂取量の増加等(タンパク質の移行)、食事のパターンにおける変化にも注意を払うべきである。植物性タンパク質は、動物性タンパク質よりも質が低いため、この移行は上限量に影響を与える可能性がある。
 当該報告書(39ページ、オランダ語)は下記URLから入手可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2023-0197.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/evaluatie-wetgeving-toevoeging-aminozuren-aan-voedingsmiddelen-en-supplementen
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