食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06100370535 |
| タイトル | 英国毒性委員会(COT)、食品添加物としての二酸化チタン(E171)の安全性に関する第一次声明案 (TOX/2023/33)を公表 |
| 資料日付 | 2023年7月5日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 英国毒性委員会(COT)は7月5日、食品添加物としての二酸化チタン(E171)の安全性に関する第一次声明案 (TOX/2023/33)を公表した。概要は以下のとおり。 二酸化チタン(TiO2)は欧州連合(EU)で認可された食品添加物(E171)であり、現在も、維持されるEU規則(Retained EU Regulation)No.1333/2008及び維持されるEU規則No.231/2012に基づき、英国で認可されている。 当該添加物は、食品をより見やすくするため、無色である食品に色をつけるため、食品本来の外観を回復させるために、着色料として食品に使用される。 二酸化チタンは、複数の安全性評価の対象となっている。2016年、欧州食品安全機関(EFSA)の食品添加物及び食品に添加される栄養源に関するパネル(ANSパネル)は、二酸化チタンE171の安全性を評価し、その評価において、試験材料がE171要求事項の規格に適合しているかどうかを決定されなかったため、E171の特定されていない同一性及び特性を含むいくつかの不確実性を特定した。2019年、EFSAの食品添加物及び香料に関する科学パネル(FAFパネル)により二酸化チタンE171の規格が見直された。二酸化チタンの安全性の再評価の勧告が提案された。 2021年のEFSA意見書において、EFSA FAFパネルは、二酸化チタンナノ粒子に関する免疫毒性、炎症及び神経毒性に関するいくつかの知見は、有害影響を示す可能性があると考えた。現在入手可能なエビデンスと不確実性、特に解決できなかった遺伝毒性に関する懸念に基づき、EFSAパネルは、E171を食品添加物として使用する場合、もはや安全とみなすことはできないと結論した。 2021年にCOTは、議論の結果と次のステップの概要をまとめた二酸化チタンに関する中間ポジション(COT 2021)を発表した。メンバーは、EFSAの意見書を評価し、EFSAの結論に同意するかどうかと、次に取るべきステップとして、EFSAの新しい意見書とCOTとCOM(英国変異原性委員会)の両方による拡大一世代生殖毒性(EOGRT)試験データのレビュー後に意見書の作成に関するさらなるガイダンスについてコメントするよう求められた。 この第一次声明草案(附属書 A)には、ADME、異常陰窩巣、生殖毒性及び発達毒性、並びに健康影響に基づく指標値の導出のエンドポイントに関する COT の結論が含まれており、2021年のEFSAの意見書で議論された残りのエンドポイントに関する更なるディスカッションペーパー及びCOMによる遺伝毒性エンドポイントのレビューに従って修正が必要である。 委員会は以下の質問を検討するよう求められる。 ・委員会は、研究の詳細な要約等の追加情報を声明案に含めるべきと考えるか？ ・二酸化チタンの吸収に関する委員会の結論は何か？ディスカッションペーパーTOX/2023/32で提供された情報は、結論を変更するか？最終的な結論を出すために、追加情報は必要か？ ・ナノ粒子の毒性に関する委員会の見解は何か？本声明案とディスカッションペーパーTOX/2023/32で示された情報に関して開始点を設定することができるか?提供された情報は、1000 mg/kg体重/日由来の値を変更するか？ ・EFSAパネルによって除外された研究に関して、COTは二酸化チタンに関する独自の検討の一環として、これらの研究のいずれかを見直すことを望むか？ ・委員会は追加情報を必要とするか？ ・メンバーは声明草案の構成について、他に意見はあるか？ TOX/2023/33 附属書 A｢食品添加物としての二酸化チタン（E171）の安全性に関する第一次声明案｣ この資料は二酸化チタンに関する声明のごく初期の草案であり、最終的な形は大きく異なる可能性があるため、現時点では公表されていない。しかしながら、次回の声明草案が通常通り発表されることが期待される。 (注)当該資料は7月11日開催予定の会合の議論用のペーパーであり、委員会の見解を代表するものではなく、論文等への引用は禁止する。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源（公的機関） | 英国毒性委員会（COT） |
| 情報源（報道） | 英国毒性委員会（COT） |
| URL | https://cot.food.gov.uk/First%20draft%20statement%20on%20the%20safety%20of%20Titanium%20Dioxide%20(E171)%20as%20a%20Food%20Additive |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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