食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06100350149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えAspergillus niger PME株由来食品用酵素ペクチンエステラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2023年7月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月20日、遺伝子組換えAspergillus niger PME株由来食品用酵素ペクチンエステラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(7月5日採択、PDF版16ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.8152)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素ペクチンエステラーゼ(ペクチンペクチルヒドロラーゼ; EC 3.1.1.11)は、遺伝子組換えAspergillus niger PME株を用いて、DSM Food Specialties B.V.により生産される。 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しない。 当該食品用酵素は、ジュース製造用の果物及び野菜の加工工程、及び、ジュース以外の製品用の果物及び野菜の加工工程にて使用されることが意図されている。 欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.095 mg TOS/kg体重と推定された。 毒性学的試験は、A. niger XEA株にて産生されるキシラナーゼ(訳注: EFSAに提出済みの別の食品用酵素)を用いて実施された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、以下の点から、当該食品用酵素キシラナーゼは毒性学的試験に用いるペクチンエステラーゼの代替として適切であると判断した。 ・ 両産生株は同一のレシピエント株に由来する ・ DNA挿入部位が同等である ・ DNAの部分的挿入はない ・ 生産方法は基本的に同一である 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。CEPパネルは、試験された最高用量である1,852 mg TOS/kg体重/日を無毒性量(NOAEL)と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも19,495と算出された。 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、花粉アレルゲンとの一致が2件検出された。CEPパネルは、意図された使用条件下において、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断する。中でも、花粉アレルゲンに感作された摂取者に対するリスクは排除されない。 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8152 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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