食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06090640314
タイトル ドイツリスク評価研究所(BfR)は、健康上の観点から見た大豆含有食品と食品サプリメントに関する報告書を公表
資料日付 2023年6月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツリスク評価研究所(BfR)は6月28日、健康上の観点から見た大豆含有食品と食品サプリメントに関する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 植物性食品が主体の食事をする人が増えている。彼らの食生活では、とりわけタンパク質と脂肪含有量が高いことから人気のある大豆をベースとした肉や牛乳の代用品に一部頼っている。さらに、ドイツでは、分離大豆成分又は濃縮大豆成分を含む食品サプリメントも提供されている。大豆由来の高用量イソフラボンや分離イソフラボンが食品サプリメントとして販売されている。BfRはすでに2015年の意見表明において特定の集団グループに対する健康リスクの可能性を指摘していた(https://www.bfr.bund.de/cm/343/nahrungsergaenzungsmittel-mit-isolierten-isoflavonen-bei-einnahme-in-und-nach-den-wechseljahren-orientierungswerte-fuer-dosierung-und-anwendungsdauer-einhalten.pdf)。これは特に、乳腺や子宮にエストロゲン依存性疾患がある人や過去に診断されたことのある人に該当する。イソフラボン含有製剤の安全性を証明するために必要な長期的研究はまだ行われていない。大豆ベースの食品に含まれるイソフラボンやその他のホルモン類似物質の濃度が著しく低いことが健康に影響するかどうかは、まだ十分に解明されていない。
 大豆タンパク質に対するアレルギー反応は、最も一般的な食物アレルギーの一つである。推計によると、ドイツでは人口の0.3~0.4%が罹患している。いわゆる交差アレルギーにより、大豆を含む食品は、シラカバ花粉アレルギーのある人にも重篤なアレルギー反応を引き起こす可能性がある。他の植物性食品に比べ、大豆製品にはカドミウムやアルミニウム等の重金属やその他の望ましくない元素が多く含まれることが示されている。しかし、大豆ベースの食品から摂取される量は全体的に少ないため、菜食主義の食生活を送っている人であっても、生涯摂取し続けても健康被害は予測されない。
 しかし、全体的には、特に大豆製品の実際の消費量については、様々なデータギャップがある。これは特に、植物性食品を多く食べる集団グループに当てはまる。したがって、包括的な評価は現時点では不可能である。
 本報告書の詳細は下記のURLから入手可能。
https://www.bfr.bund.de/cm/343/sojahaltige-lebensmittel-und-nahrungserg%C3%A4nzungsmittel-gesundheitliche-aspekte.pdf
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/cm/343/sojahaltige-lebensmittel-und-nahrungserg%C3%A4nzungsmittel-gesundheitliche-aspekte.pdf
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