食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06090320475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、志賀毒素産生性大腸菌病原株の定義に関する意見書を公表 |
| 資料日付 | 2023年6月27日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は6月27日、志賀毒素産生性大腸菌病原株の定義に関する意見書を公表した。概要は以下のとおり。 ほとんどの大腸菌株は健康に無害であるが、腸管出血性大腸菌(EHEC)等の特定の株は病原性である。というのも、これらの菌株は、志賀毒素と呼ばれる毒素を産生するからである。これらは、志賀毒素産生性大腸菌(STEC)とも呼ばれる。 EHECは、軽症の下痢から、出血性下痢や溶血性尿毒症症候群(HUS)と呼ばれる重度の腎障害等のより重症のものまで、様々な疾患の原因となる。これらの感染症は、主に幼児(特に5歳未満)、高齢者、免疫不全者に被害を及ぼす。毎年、約140例の小児HUSが調査報告されている。 EHECは、主に食品を介して伝播する。フランスでは、EHEC感染症の集団発生の際、最も多く関連が疑われた食品は、生で又は加熱不十分な状態で摂取されたステーク・アッシェ(ひき肉ステーキ)と、生乳から作られるチーズである。小麦粉も汚染される可能性があり、2022年に起こった集団発生は、生の又は加熱不十分なピザ生地の摂取が原因であった。 1. 家庭でのリスク予防のための重要な行動 フランスでは、本細菌の食品の汚染を防ぐために、食品加工の専門家は、製品の市場投入前の製造段階で、適正衛生規範及び監視措置を実施しなければならない。 また、食事の準備の際にも、以下の衛生面及び特定の食品の喫食に関するルールを遵守することで、リスクを防ぐことが可能である。 ・トイレの後、食事の準備や食事の前、生であろうとなかろうと食品を扱った後は、石鹸で手を洗う。 ・野菜、果物、ハーブ類は、特に生で喫食するものについて、丁寧に洗い、可能であれば皮をむく。 ・火を通して食べることを目的とした食品を、生で又は加熱不十分な状態で摂取しないこと。 また、子供、高齢者、免疫不全者等、より感受性が高い集団については、以下を勧告する。 ・ひき肉及びひき肉を主成分とする製品は、完全に火を通す(70℃)。 ・生乳及び生乳から作られる製品を摂取しないようにする(加熱圧搾チーズを除く)。 ・小麦粉を主成分とする製品(クッキー生地等)を、生で又は加熱不十分な状態で摂取しないようにする。 2. 病原性大腸菌株の分類の更新 フランスでは、食品中のEHECの監視は、2017年に提案されたANSESの分類を拠り所としている。本分類は、重症例に最も関連する菌株を明示しており、小児HUSのデータに基づいていた。今回、ANSESは、子供と成人におけるHUS症例に関する最新データを分析した。これに基づいて、同庁は潜在的な病原性(potential de virulence)、すなわちHUSや出血性下痢等の重度の臨床症状を引き起こす能力に基づいて、菌株を4グループに分ける新しい分類を提案した。この分類により、食品総局(DGAL)は、食品加工関連産業部門で実施すべき監視の基準の更新が可能となる。 3. 新たな食品関連産業部門への監視の拡大 孤発的な感染症例の疫学調査の際、汚染源はまれにしか特定されない。しかし、フランス国内外において最近起こった集団発生の分析では、牛ひき肉ステーキや生乳から作られるチーズ以外の、工業的に生産されるピザ生地に使われた小麦粉等の新たな汚染源を特定している。したがって、ANSESは、他の動物性食品や植物性食品の関連産業部門が、公的管理や自主管理(autocontrole)を含む微生物学的監視を適用することを勧告する。 当該意見書(63ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。 https://www.anses.fr/fr/system/files/BIORISK2020SA0095.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | https://www.anses.fr/fr/content/e-coli-shigatoxines |
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