食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06090060111
タイトル カナダ食品検査庁(CFIA)、調理済み食品および海藻製品に含まれる有害金属の対象を絞った調査の最終報告書を公表
資料日付 2023年6月29日
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概要(記事)  カナダ食品検査庁(CFIA)は6月22日、Food Safety Testing Bulletinの最新号(2023年6月号)において、調理済み食品と海藻製品に含まれる有害金属の対象を絞った調査の最終報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 調理済み食品と海藻製品に含まれる有害金属(調査期間 2019年4月1日~2020年3月31日)
 食品に含まれる化学物質の危険性は、様々な原因から生じる可能性がある。金属は自然界に存在する元素であり、岩石、水、土壌、空気にごく微量存在する。一般的に、微量レベルは環境からの通常の蓄積を反映しているため、食品からこれらの物質が検出されることは予想外ではない。これらの物質が最終食品に含まれるのは、それらの食品を製造するために使用される原材料に含まれるためであり、また、食品生産チェーンの中で意図せずに取り込まれる可能性もある。ヒトの健康に最も懸念される金属には、ヒ素、カドミウム、鉛、水銀が含まれ、これらへの長期ばく露はヒトの健康に影響を及ぼすことが示されている。
 今回の対象を絞った調査の主な目的は、CFIAの他のプログラムでは日常的にモニタリングされていない食品中の金属レベルに関する追加のベースライン・サーベイランス・データを作成し、当該調査における食品中の金属の検出率を過去の同様な調査における検出率と比較することであった。
 カナダ全土の11都市の小売店から、調理済み食品(RTE)と海藻製品の合計993検体が収集され、金属/元素の検査が行われた。本報告書では、最も懸念の高い金属(ヒ素、カドミウム、鉛、水銀)の結果のみを示す。水銀の検出率は最も低く、カドミウムの検出率は最も高かった。調査検体のほとんど(80%)が1種類以上の金属を含み、検体の24%は4種類の有害金属すべてを微量に含んでいた。これらの金属が最も多く検出されたのは、海藻の検体であった。検出可能なレベルの4種類の金属は、海藻製品の91%から検出された。今回の調査で報告された金属の検出率とレベルは、類似種類の製品において以前の調査で検出されたものと同等であった。カナダには、検査された製品における金属レベルに関する規制はない。カナダ保健省(Health Canada)は、今回の調査で金属が分析された検体で、ヒトの健康に懸念を引き起こすものではないと判断した。
 当該調査結果の詳細は以下のPDFファイルにて入手可能。
https://inspection.canada.ca/DAM/DAM-food-aliments/STAGING/text-texte/toxic_mtls_rtemls_swd_prdcts_final_report_1685724319266_eng.pdf
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ食品検査庁(CFIA)
情報源(報道) カナダ食品検査庁(CFIA)
URL https://inspection.canada.ca/food-safety-for-industry/food-chemistry-and-microbiology/food-safety-testing-bulletin-and-reports/eng/1453324778043/1453327843364
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