食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06080780484 |
タイトル | ニュージーランド第一次産業省(MPI)、パンの製造に使用する非有機小麦粉にビタミンB群の葉酸を添加することが義務化されることを公表 |
資料日付 | 2023年6月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ニュージーランド第一次産業省(MPI)は6月7日、パンの製造に使用する非有機小麦粉にビタミンB群の葉酸を添加することが義務化されることを公表した。概要は以下のとおり。 食品に含まれる葉酸は、細胞の成長と生殖に不可欠なビタミンB群の一種である。葉酸(添加物やサプリメントに使用される葉酸塩の一種)を妊娠前1か月と妊娠後3か月に摂取すると、二分脊椎等の神経管欠損症(NTD)のリスクを低減することが証明されている。 「2009年、オーストラリアは、パンの製造に使用する非有機小麦粉に葉酸を含めることを義務付ける食品基準を導入した。その後、NTDの発生率は、一般集団で14%、10代の妊娠で55%、先住民族で74%減少した。つまり、ニュージーランド政府が、パンの製造に使用する非有機小麦粉に葉酸の添加を義務付けるオーストラリアとニュージーランドの共同基準を採用したことは、NTDの発生率を減少させる安全で効果的な方法である」と、ニュージーランド食品安全局次長のVincent Arbuckleは述べている。 葉酸強化の義務化は80か国以上で安全かつ成功裏に実施されており、首相首席科学顧問と王立協会Te Ap?rangiによる2018年の報告書では、食品への葉酸強化が有害な影響を及ぼすというエビデンスはないとしている。 しかしながら、消費者に選択肢を与えるため、小麦以外の粉、有機小麦粉、パンの製造に使用しない小麦粉については、強化が義務付けられていない。また、葉酸を含む製品や葉酸を強化した小麦粉は、明確に表示されることになる。 当該基準(※訳注)は2023年8月14日に発効する。 小麦粉の強化に関する詳細は以下のURLから閲覧可能。 https://www.mpi.govt.nz/food-business/bakery-and-grain-based-products/folic-acid-fortification-of-bread/ (※訳注)パン製造に適したものとして販売される非有機小麦粉には、2 mg/kg以上、3 mg/kg以下の葉酸が含まれていなければならない。 |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | ニュージーランド |
情報源(公的機関) | ニュージーランド第一次産業省(MPI) |
情報源(報道) | ニュージーランド第一次産業省(MPI) |
URL | https://www.mpi.govt.nz/news/media-releases/world-food-safety-day-protecting-our-pepe/ |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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