食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06080690149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全ての家きん類(採卵用鳥類及び繁殖用鳥類を除く)に使用する飼料添加物(Macleaya cordata(Willd.)R. Br.の抽出物及び葉からなる(Sangrovit(登録商標)Extra))の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年6月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月9日、全ての家きん類(採卵用鳥類及び繁殖用鳥類を除く)に使用する飼料添加物(Macleaya cordata(Willd.)R. Br.の抽出物及び葉からなる(Sangrovit(登録商標)Extra))の安全性及び有効性に関する科学的意見書(5月12日採択、PDF版38ページ、doi: https://10.2903/j.efsa.2023.8052)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会の要請を受け、EFSAは、Macleaya cordata(Willd.)R. Br.の抽出物及び葉(Sangrovit(登録商標)Extra)を、全ての家きん類(採卵用鳥類及び繁殖用鳥類を除く)の畜産飼料添加物(機能グループ: その他の畜産添加物)として使用する場合の安全性及び有効性に関する科学的意見書の提出を求められた。
 当該添加物は、4つのアルカロイド、サンギナリン(sanguinarine)、ケレリスリン(chelerythrine)、プロトピン(protopine)、アロクリプトピン(allocryptopine)の合計濃度が1.25%、サンギナリンが0.5%で含有するように標準化されている。DNAインターカレーター(intercalator、※訳注)であるサンギナリンとケレリスリンの存在により、遺伝毒性が懸念されることが判明した。EFSAの動物用飼料に使用される添加物及び製品又は物質に関するパネル(FEEDAPパネル)は、肥育用鶏及びその他の肥育用家きん類に推奨使用量の150 mg/kg完全飼料(0.750 mgサンギナリン/kg完全飼料に相当)で当該添加物を使用した場合の安全性に懸念はなかった。採卵用/繁殖用に飼養される家きん類については、結論を出すことはできない。当該製品を推奨最大値で肥育用家きん類に使用した場合、消費者への懸念は低いと考えられた。提案された使用条件下での当該添加物の使用は、環境にとって安全であると考えられた。当該添加物は、45 mg/kg完全飼料で肥育用鶏のパフォーマンスを改善する効果がある可能性がある。この結論は、採卵用/繁殖用に飼養される鶏にも適用され、肥育用又は採卵用/繁殖用に飼養される全ての家きん類に外挿された。
(※訳注)DNA二重らせんの塩基対間に平行挿入(インターカレート)する化合物群
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8052
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