食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06080130149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、様々な作物中のフルオピラムに対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正及びインポートトレランスの設定に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2023年6月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月5日、様々な作物中のフルオピラム(fluopyram)に対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正及びインポートトレランスの設定に関する理由を付した意見書(2023年5月7日承認、58ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.8036)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条に従い、Bayer AG Crop Science Divisionはイタリアの管理当局に対し、キウイフルーツ中の有効成分フルオピラムに対する現行のMRLを改正するよう申請した。さらにBayer Crop Science社及びBayer SAS Crop Science Divisionはドイツの管理当局に対し、EUでの用途に基づく特定の茎菜類、種子の香辛料、りんご及び大豆中のフルオピラムに対するMRLを改正し、仁果類中の現行のEUのMRLを引き下げ、米国におけるフルオピラムの認可された用途に基づく落花生中の現行のEUのMRLを引き上げるよう申請した。
 申請を裏付ける提出データは、ヤシの芽(palm heart)及びたけのこを除く検討対象の全作物に関するMRL案を導出するのに十分であった。検討対象の作物中の残留フルオピラムを管理するために、定量限界(LOQ)0.01 mg/kgでバリデーションがとれた適切な分析法が利用可能である。
 リスク評価の結果に基づき、EFSAは、報告された農業生産工程に従ったフルオピラムの使用の結果生じる残留物の短期的摂取が消費者の健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論した。仁果類中の現行の0.8 mg/kgのMRLが維持された場合、長期的な消費者の摂取懸念が特定された。検討対象の他の作物に関する新たなMRLは支持された。りんごは、ばく露が超過した食事に対する寄与が最も高かった。申請者が現行からの引き下げを提案した仁果類中のMRL 0.6 mg/kgが考慮された場合、消費者への慢性リスクは考えにくい。さらなるリスク管理者による検討を要する。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。
品名       現行MRL mg/kg   MRL改正案 mg/kg  
りんご         0.8          0.6又は0.8   リスク管理者によるさらなる検討を要する            
キウイフルーツ   0.01          1.5       同上
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8036
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