食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06070620506
タイトル ドイツ連邦食糧・農業省(BMEL)、欧州連合(EU)-硝酸塩指令について、侵害訴訟手続きが終了し、重い罰金が回避されたことを公表
資料日付 2023年6月1日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦食糧・農業省(BMEL)は6月1日、欧州連合(EU)-硝酸塩指令について、侵害訴訟手続きが終了し、重い罰金が回避されたことを公表した。概要は以下のとおり。
 本日、EU委員会は、EU硝酸塩指令に違反しているとして、ドイツ連邦に対して提起した侵害訴訟手続きを終了した。これにより、非常に高額な制裁金の脅威はなくなった。
 EU委員会の本日の決定は、環境、水、農場における将来性のある肥料規制に関して、連邦政府が正しい道を歩んでいることを裏付けた。近年、肥料に関する法律は何度も変更されているが、十分かつ確実なものではなかった。(以下略)
 (背景)
 ドイツ連邦は欧州司法裁判所における第二次訴訟で有罪判決を受けた場合、少なくとも1724万8000ユーロの一時金と一日当たり最大110万8800ユーロの制裁金が確定し、強制金の支払総額はかなり高いものとなっていた。
 EU委員会は、EU硝酸塩指令の実施に関するドイツ連邦の行動計画が同指令の要件を満たしておらず、ドイツ連邦が対策強化義務を果たしていなかったとして、2012年にドイツ連邦に対するパイロット判決手続きを、2013年に侵害訴訟を開始した。その後、ドイツ連邦は、2017年に肥料に関する法律(肥料法、肥料条例、マテリアルフローバランス条例)を包括的に改正したが、EU委員会は、この改正は指令の要件を満たすには不十分であるとの見解を示した。2020年に再度肥料条例が大幅に改正され、より厳格な措置を伴う硝酸塩汚染地域と富栄養化地域の導入が実施された。これに対して、EU委員会は、州条例とそれに基づく各州での地域指定を見直した後、2021年6月に再度大幅な改善を要求した。これは主に、より厳しい施肥条件が適用される硝酸塩汚染地域と富栄養化地域の規模に関するものであった。これに対して、一般行政規則と地下水条例が、2022年にEU委員会と連邦州との緊密な協議のもとで最終的に再度改正された。
 また、連邦内閣は、2023年5月31日に肥料法の改正を閣議決定した。これは、肥料条例に関して合意された影響モニタリングのためのデータ利用の可能性を向上させる条例の法的基盤の構築及びマテリアルフローバランス条例の更なる発展を計画するための法的基盤の構築を目的としている。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)
情報源(報道) ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)
URL https://www.bmel.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/DE/2023/071-eu-nitratrichtlinie.html
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