食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06070360301
タイトル 論文紹介:「抗生物質耐性のワンヘルス・サーベイランスに向けて:2021年のフランスにおけるヒト、動物、食品及び環境の既存プログラムの特性評価と位置付け」
資料日付 2023年6月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance(2023, 28(22):pii=2200804、doi: 10.2807/1560-7917.ES.2023.28.22.2200804)に掲載された論文「抗生物質耐性のワンヘルス・サーベイランスに向けて:2021年のフランスにおけるヒト、動物、食品及び環境の既存プログラムの特性評価と位置付け(Towards One Health surveillance of antibiotic resistance: characterisation and mapping of existing programmes in humans, animals, food and the environment in France, 2021)、著者L Collineau (University of Lyon, French Agency for Food, Environmental and Occupational Health & Safety (ANSES), Epidemiology and Surveillance Support Unit, フランス)ら」の概要は以下のとおり。
・背景
 国際機関は、薬剤耐性に対処するためにワンヘルスに基づくアプローチを呼びかけている。フランスでは、サーベイランスプログラムが多様であるため、現在のサーベイランスシステムの概要とその統合レベルを把握することは困難になっている。
・目的
 本研究は、2021年のヒト、動物、食品及び環境における抗生物質耐性(ABR)、抗生物質使用量(ABU)、残留抗生物質に関するフランスのすべてのサーベイランスプログラムをマッピングし、記載することを目的とした。また、そのシステムの統合ポイント、ギャップ及び重複の特定も目的とした。
・方法
 対象とするサーベイランスプログラム及びその説明に関する文献レビューを行った。また、それらのさらなる特性評価ため、プログラムを取りまとめる機関に対し半直接的な聞き取り調査を行った。
・結果
 ヒト(35件)、動物(12件)、食品(3件)及び/又は環境(1件)部門における合計48件のプログラムが確認され、35件のプログラムがABRを、14件がABUを、2件が残留抗生物質を対象とするものであった。2件は部門横断的プログラムであった。35件のABRプログラムのうち、23件では細菌分離株を収集していた。監視対象として最も多かった細菌は、大腸菌(17件)、肺炎桿菌(13件)及び黄色ブドウ球菌(12件)であった。基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ産生大腸菌は、ヒト、動物及び食品を対象とする大半のABRプログラム(35件中15件)で監視されており、統合分析の良い候補となる。ABUの指標には大きなばらつきがあった。また、環境部門、海外領土、ヒトにおける抗生物質耐性細菌の定着、伴侶動物におけるABUでは、地域的な網羅性が不十分であった。
・結論
 フランスのサーベイランスシステムは広範であるように見えるが、ギャップがあり、非常に断片的である。本研究のマッピングは政策立案者やサーベイランス関係者の興味を引くものであると思われる。本研究の方法論は、ABRのワンヘルス・サーベイランスを検討している他の国々にとっても良いきっかけとなるかもしれない。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance(2023, 28(22):pii=2200804)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2023.28.22.2200804

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