食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06070240104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、未加熱のクッキー生地に関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表(初報)
資料日付 2023年5月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は5月23日、未加熱(raw)のクッキー生地に関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表した(初報)。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国食品医薬品庁(FDA)は複数州にわたるSalmonella Enteritidis集団感染症に関して調査を行うために様々な種類のデータを収集している。
2. 疫学調査のデータによって、Papa Murphy’s社の未加熱クッキー生地がサルモネラ属菌に汚染され、病因となっている可能性が示されている。
3. 2023年5月23日時点で、サルモネラ属菌の集団感染株に感染した18人が6州(ワシントン州、アイダホ州、オレゴン州、他)から報告されている。発症日は2023年2月27日から2023年5月2日までである。
 公衆衛生当局は、患者の年齢、人種、民族的帰属、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の一週間に喫食した食品等、様々な種類の情報を収集する。この情報は調査員が当該集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供する。
 患者の年齢は14歳から68歳で、年齢中央値は47歳であり、83%が女性である。人種又は民族に関する情報が得られた14人のうち、全員が非ヒスパニック系の白人であると報告した。情報が得られた14人のうち、2人が入院した。死亡者の報告はない。
4. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の1週間に喫食した食品について聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた14人のうち、12人がPapa Murphy’s社の食品を喫食したと報告した。9人はPapa Murphy’s社の未加熱のチョコチップクッキー生地または未加熱のスモアバー(S’mores bars)(※訳注)生地を喫食し、1人はPapa Murphy’s社のチョコチップクッキー生地で作った焼きクッキーを喫食していた。
5. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により罹患したことを示唆している。
6. 18人の検体由来の細菌のWGSでは、いずれの抗菌性物質への耐性も予測されなかった。CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤感受性試験が現在実施中である。
7. Papa Murphy’s社は、未加熱チョコチップクッキー生地及び未加熱スモアバー生地の販売を一時停止した。CDCは国民に対し、冷蔵庫及び冷凍庫にこれらの未加熱生地がないか確認し、あれば廃棄するよう勧告している。CDCは、未加熱クッキー生地を食べないよう、国民に常に勧告している。ただし、未加熱で食べても安全と記載されたラベル表示がある場合を除く。
(※訳注)キャンプファイヤーで作られるデザートに由来する焼き菓子で、生地製品の原材料は、クッキー生地、チョコ、マシュマロ等である。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/enteritidis-05-23/index.html
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