食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06060730149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ビタミンB6に対する耐容上限摂取量に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年5月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月17日、ビタミンB6に対する耐容上限摂取量に関する科学的意見書(2023年3月29日採択、110ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.8006)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの指示を受け、EFSAの「栄養、新食品及び食物アレルゲンに関する科学パネル(NDAパネル)」はビタミンB6に対する耐容上限摂取量(UL)に関する科学的意見書を提出するよう要請された。文献の系統的レビューが外部委託機関により実施された。
 ビタミンB6の過剰摂取と末梢神経障害の発症との関係は十分に確立され、ULの根拠となる臨界影響(critical effect)である。最小毒性量(LOAEL)はヒトのデータでは確立できなかった。症例報告データ及び監視報告データ(vigilance data)に裏付けられた症例対照研究から、NDAパネルによりリファレンスポイント(RP)50 mg/日が特定された。用量と症状発現時間との間の逆相関、及び利用可能なデータが限られていることを考慮し、不確実係数(UF)4がリファレンスポイントに適用された。これによりUL12.5 mg/日が得られた。
 ビーグル犬における亜慢性試験から、最小毒性量(LOAEL)50 mg/kg体重/日が特定可能である。不確実係数300及び(成人に対する)デフォルトの体重70 kgを使用し、UL11.7 mg/日が計算可能である。
これら2つのULの範囲の中間値を端数処理し、成人に対するUL 12 mg/日がNDAパネルにより確立された(妊婦及び授乳中の女性を含む)。乳児及び小児に対するULは、相対成長率(体重の0.75乗)を使用し、成人に対するULから以下のとおり導出された。
 4~11か月齢:2.2~2.5 mg/日、1~6歳:3.2~4.5 mg/日、7~17歳:6.1~10.7 mg/日。
 利用可能な摂取データに基づき、高用量のビタミンB6を含有する食品サプリメントの常用者を除き、欧州連合(EU)の集団がULを上回ることは考えにくい。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8006
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。