食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06050620302 |
| タイトル | 米国農務省(USDA)農業研究局(ARS)、ヘンプシードケーキを与えられた畜牛の食肉を喫食したヒトの、カンナビノールばく露の可能性を評価したことを公表 |
| 資料日付 | 2023年4月12日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 米国農務省(USDA)農業研究局(ARS)は4月12日、ヘンプシードケーキ(hempseed cake)(訳注:ヘンプシードオイルの搾りかす)を与えられた畜牛の食肉を喫食したヒトの、カンナビノールばく露の可能性を評価したことを公表した。概要は以下のとおり。 USDA-ARS及びノースダコタ州立大学(NDSU)の研究者は、最近、産業用ヘンプの副産物であるヘンプシードケーキを畜牛に与えた場合、筋肉、肝臓、腎臓、及び脂肪組織に保持されるカンナビス化学物質(カンナビノイド類)は非常に低レベルであることを確認した。 現在、動物の食用組織に残存しているカンナビノイド(カンナビジオール(CBD)及びテトラヒドロカンナビノール(THC))の重要性に関し、特性の決定がなされていないため、食用動物の飼料(rations)にヘンプシードケーキは法的に使用することはできない。 2018年農業法(the 2018 Farm Bill)において、議会は、産業用ヘンプのTHC含有量は乾物ベースで0.3%未満と規定し、米国での産業用ヘンプの合法的な生産を承認した。THCの含有率が低いことにより、ヘンプ製品は、5%以上のTHCを含む可能性のあるマリファナあるいは薬用大麻品種から区別される。 産業用ヘンプが米国で農産物として作出されるにつれて、企業は現在、THC含有量が非常に低い(< 0.01%)品種からヘンプシードオイルを生産している。しかし、ヘンプシードオイルの生産者は、産業用ヘンプシードから油を抽出する際に生成される主要副産物であるヘンプシードケーキの市場を見つけるのが困難である。 ヘンプシードケーキは栄養価が高い。実際、USDA-ARSとの協力でNDSUが完了した研究により、ヘンプシードケーキが実行可能な畜牛の代替飼料源であることが示されている。 Food Additives and Contaminants: Part Aに発表された研究では、未経産畜牛の集団に、対照食餌或いはヘンプシードケーキを20%含有する食餌を111日間給餌している。給餌期間完了後にヘンプシードケーキを食餌から除去し、除去後0、1、4、8日後にハーベストされた畜牛の肝臓、腎臓、骨格筋、脂肪組織におけるカンナビノイド残留物を測定し、カンナビノイドが組織から除去される速度を調査している。当該研究にて用いられたヘンプシードケーキは、CBD及びTHCの総計値として、平均濃度1.3 ± 0.8 mg/kgのカンナビノイドを含有しており、当該値はTHCの法的閾値である0.3%(3000 mg/kg)の1/3000に相当する。 カンナビノイド残留物は、給餌期間中にある畜牛の尿及び血漿にて散発的に検出され、回復期間0日にてハーベストした畜牛の脂肪組織では、CBD及びTHCの総計値として、低量(約10 ppb)のカンナビノイドが検出された。しかしながら、ヘンプシードケーキを給餌した畜牛の肝臓、腎臓、骨格筋では、CBD及びTHCの総計値は検出限界未満であった。 著者らは、「ばく露評価によると、食事性THCばく露に対する規制ガイドラインを超過する程、ヘンプシードケーキを給餌された畜牛由来の脂肪を摂取することは極めて困難である」と結論し、「食品の安全性の観点から、カンナビノイド含有量の低いヘンプシードケーキは、畜牛の飼料における粗タンパク質及び繊維の供給源として適していると考えられ、産業用ヘンプ生産者には、ヘンプシードオイル抽出から派生するこの副産物に向けた潜在的な市場を提供することが可能である」と述べる。 動物飼料におけるヘンプ製品の合法的使用に関する最終決定及び承認は、米国食品医薬品庁(FDA)に委ねられている。 Food Additives & Contaminants: Part A(2023年3月10日電子版)に掲載された研究論文「111日間ヘンプシードケーキを与えられた肉用牛におけるカンナビノイドの排泄及び残留(Excretion and residue depletion of cannabinoids in beef cattle fed hempseed cake for 111 days)、著者(David J. Smith、米国)ら」の要旨は、以下のURLから閲覧可能。 https://doi.org/10.1080/19440049.2023.2187645 |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源(公的機関) | 米国農務省(USDA) |
| 情報源(報道) | 米国農務省(USDA) |
| URL | https://www.ars.usda.gov/news-events/news/research-news/2023/scientists-evaluate-potential-human-cannabinol-exposure-from-consuming-meat-if-cattle-is-fed-hempseed-cake/ |
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