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資料管理ID syu06040390301
タイトル 論文紹介:「イングランドにおいて1975年から2020年までに発生したエルシニア属菌感染症:忘れられたが無くなってはいない」
資料日付 2023年4月6日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  Eurosurveillance (2023, 28(14):pii=2200516、doi: 10.2807/1560-7917.ES.2023.28.14.2200516)に掲載された論文「イングランドにおいて1975年から2020年までに発生したエルシニア属菌感染症:忘れられたが無くなってはいない(Forgotten but not gone: Yersinia infections in England, 1975 to 2020)、著者D Sumilo (Division of Health Sciences, University of Warwick, 英国)ら」の概要は以下のとおり。
・背景
 エルシニア症は欧州において最も一般的な食品由来人獣共通感染症の一つであるが、国により報告される発生数に大きなばらつきがある。
・目的
 イングランドにおけるエルシニア属菌感染症の検査確定症例の動向と疫学を記述し、未確認例を考慮した、未診断のYersinia enterocolitica感染症の年間平均症例数の推定を目的とした。
・方法
 1975年から2020年までの期間にイングランドの検査機関から報告されたエルシニア属菌感染症例の全国サーベイランスデータ、及び2016年以降に下痢症患者の検体を対象にエルシニア属菌検査を定常的に実施している検査機関で診断された患者からの強化サーベイランス質問票を分析した。
・結果
 イングランドにおいて最も高いエルシニア属菌感染症発生率(人口10万人対1.4例)は1988年と1989年に記録され、Y. enterocoliticaが優勢な細菌種であった。1990年代では、報告されたエルシニア属菌感染の発生率は減少し、2016年まで低いままであった。イングランド南東部の一か所の検査機関で市販のPCR検査が導入された後、年間発生率は顕著に増加した(2017年から2020年の間の当該機関の検査対象地域では人口10万人対13.6例)。症例の年齢及び季節的分布には、顕著な経年の変化が見られた。感染の大半は海外渡航との関連はなく、患者の5人に1人が入院していた。イングランドでは、年間約7,500件のY. enterocoliticaによる感染症が未診断である可能性があると推定された。
・結論
 この結果は、イングランドにおいて相当数の未診断のエルシニア症例の存在を示唆するものであり、疫学的に重要な変化を含んでいる可能性がある。見かけ上イングランドのエルシニア症の発生率が低いのは、検査機関による検査が限られているためである可能性が高い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance (2023, 28(14):pii=2200516)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2023.28.14.2200516

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