食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06030580475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、乳児の食品サプリメントによるビタミンDの過剰摂取を回避するために、医薬品を選択するよう保護者に向けて注意を喚起
資料日付 2023年3月22日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は3月22日、乳児の食品サプリメントによるビタミンDの過剰摂取を回避するために、医薬品を選択するよう保護者に向けて注意を喚起した。概要は以下のとおり。
 最近、乳児の食品サプリメントの摂取に関連するビタミンDの過剰摂取について、新たな症例が3件報告された。ビタミンDを必要以上に摂りすぎると、乳幼児の健康に重大な影響を及ぼし、生命を脅かすことがある。
 ビタミンDは、子供の骨の成長に不可欠である。この成長を確保するために、フランスでは、成長及び骨化に影響する疾病である、くる病予防の目的で、生後数日の時点からビタミンDが処方されている。
 しかしながら、子供にビタミンDを過剰に与えることは、これを十分に与えないことと同じくらい危険であり得る。ANSESは2022年に、乳児が発症した重度の高カルシウム血症の新たな報告3件を登録した。これらの症例は、ビタミンDを含有する食品サプリメントの乱用によるものである。
 ANSESは、別の類似症例3件の報告を受けて2021年初頭に発出した注意喚起を更新し、保護者に対し、以下の重要性を再度強調する。
・食品サプリメントよりも医薬品の服用を選択すること。医薬品は用量、使用上の注意、副作用のリスク、過剰投与について明確な情報を保証している。
・子供の腎臓の機能を阻害する可能性のある過剰投与を回避するために、子供に与える量を適切に管理し、ビタミンDを含有する製品を重複して使用しないこと。
 ビタミンDの摂取は、どのような場合においても、医療専門家の処方に基づいてのみ行われるべきである。
 当該注意喚起は、ANSESの栄養監視(nutrivigilance)システムを介して受理された報告を受けて発出されたものである。このシステムを介して、食品サプリメントの摂取に関連すると疑われる副作用を報告することができ、これにより、消費者保護の向上に寄与することができる。
 当該意見書(13ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.anses.fr/fr/system/files/NUT2022VIG0166.pdf
 当該記事の詳細(Vigil’Anses No.19(2023年3月))は以下のURLから閲覧可能。
https://vigilanses.anses.fr/sites/default/files/VigilAnsesN19_Mars2023_VitamineD.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/content/vitamine-d-privil%C3%A9gier-les-m%C3%A9dicaments-pour-%C3%A9viter-le-surdosage-chez-les-nourrissons
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