食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06030510105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、動物細胞培養技術を用いて製造された食品の市販前協議2件目の完了を公表
資料日付 2023年3月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は3月21日、動物細胞培養技術を用いて製造された食品の市販前協議2件目の完了を公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは、動物培養細胞から製造された食品の市販前協議の2件目を完了した。FDAは、GOOD Meat社がFDAに提出した情報を評価し、同社の安全性に関する結論について現時点で更なる質問はない。同社は、動物細胞培養技術を用いて、ニワトリから生細胞を採取し、制御された環境において採取した細胞を増殖させ、培養動物細胞食品を製造している。
 この任意の市販前協議は、承認手続きではない。同社と共有したデータ及び情報を慎重に評価した後、FDAは、現時点で同社の安全性に関する結論について更なる質問はないことを意味するものである。FDAとGOOD Meat社との市販前協議には、同社の生産工程、及びその生産工程によって製造された培養細胞材料の評価が含まれており、これには細胞株及び細胞バンクの樹立、製造管理、並びに全ての構成要素及びインプット等が含まれる。
 FDAは、培養動物細胞から製造された食品を規制するためのFDAのアプローチに関する情報を共有することを約束し、以下を公表している。
CCC(Cell Culture Consultation) No. 001
細胞バイオマスの形状での、線維芽細胞(結合組織)の特性を有するGallus gallus(ニワトリ)の培養細胞
・GOOD Meat社へのFDAの回答書(2023年3月20日)
URL:https://www.fda.gov/media/166347/download
・同社から提供されたデータ及び情報に対するFDAの評価を説明する科学的メモ(2023年3月20日)
URL:https://www.fda.gov/media/166348/download
・当該食品が安全であるという同社自身による評価
URL:https://www.fda.gov/media/166346/download
 同社が培養動物細胞から製造する食品は、他の食品と同様に、施設登録や該当する安全要件等、FDAの厳しい要件を満たす必要がある。加えて、同社は製造施設に対して米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)からの検査済み証明(grant of inspection)を必要とする。更に、その食品自体は、米国市場に参入する前に、USDA-FSISによる検査済みマーク(mark of inspection)が必要である。当該製品の米国市場への参入が近づくにつれ、FDAはUSDA-FSISと緊密に連携して、適切に規制及び表示されるようにする。
 FDAは、連邦食品医薬品化粧品法(FFDCA)の下において、開発された食品が安全かつ合法であることを保証するために、培養動物細胞食品及び製造工程を開発している他の企業と協力する準備ができている。企業には、FDAへの提出を行うよりかなり前、自社製品や製造工程の開発段階の早い時期に、かつ、頻繁にFDAとの対話を行うことを勧める。FDAは、培養動物細胞から作られた食品を製造する予定の企業が市販前協議に備えることを支援するためのガイダンスを発行する予定であり、当該ガイダンス案の公表により、意見募集及び議論のための正式な機会が提示される。 FDAは食品技術のイノベーションの支援を継続しており、その結果として、市場で消費者にとって選択肢が増えている中、FDAの優先事項は、新しい方法を介して生産される食品、及び、伝統的な方法を介して生産される食品、双方の安全性を保つことである。
 詳細情報は、以下のURLから入手可能。
・培養動物細胞を用いた食品のページ
https://www.fda.gov/food/food-ingredients-packaging/human-food-made-cultured-animal-cells
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-completes-second-pre-market-consultation-human-food-made-using-animal-cell-culture-technology
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