食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06030270149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、規則(EC) No 396/2005第12条の規定に従ったシペルメトリンに対する現行の最大残留基準値(MRL)のレビューに関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2023年3月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月16日、規則(EC) No 396/2005第12条の規定に従ったシペルメトリン(cypermethrin)に対する現行の最大残留基準値(MRL)のレビューに関する理由を付した意見書(2022年12月21日承認、210ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.7800)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条に従い、EFSAは農薬有効成分シペルメトリンのグループに対しEUレベルで現在設定されているMRLをレビューした。植物、加工生産物、輪作作物及び家畜中のシペルメトリン、α-シペルメトリン、ζ-シペルメトリン、β-シペルメトリンの残留物の存在を評価するため、EFSAは欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009の枠組みにおいて導出された結論、コーデックスにより設定されたシペルメトリン、α-シペルメトリン、ζ-シペルメトリンに対するMRL(CXL)、及び欧州連合(EU)加盟国と英国から報告されたシペルメトリン、ζ-シペルメトリンに対するEU認可及びインポートトレランスを考察した(裏付けとなる残留物のデータを含む)。ζ-シペルメトリンの毒性学的プロファイルも評価された。
 利用可能なデータの評価に基づき、MRL案が導出され、消費者のリスク評価が実施された。規制の枠組みの要件であるいくつかの情報が欠落しており、消費者に対する慢性/急性リスクの可能性が特定された。このため、消費者リスク評価は指標的なものにとどまり、EFSAにより導出された全てのMRL案はリスク管理者によるさらなる検討を要する。また、消費者ばく露の低減措置を検討する必要がある。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。
品名              現行MRL mg/kg      MRL改正案 mg/kg
グレープフルーツ            2           0.5又は定量限界(LOQ)   
オレンジ                  2           0.3又はLOQ
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7800
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