食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06030210149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中のN-ニトロソアミン類のリスク評価に関する科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2023年3月28日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月28日、食品中のN-ニトロソアミン類(N-nitrosamines)のリスク評価に関する科学的意見書(2023年1月25日採択、278ページ、doi:10.2903/j.efsa.2023.7884)を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAは食品中のN-ニトロソアミン類(N-NAs)の存在に関連する公衆衛生へのリスクに関する科学的意見書を作成するよう要請された。このリスク評価は、食品中に存在する発がん性がある10種類のN-ニトロソアミン類(TCNAs)、すなわち、N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)、N-ニトロソメチルエチルアミン(NMEA)、N-ニトロソジエチルアミン(NDEA)、N-ニトロソジ-n-プロピルアミン(NDPA)、N-ニトロソジ-n-ブチルアミン(NDBA)、N-ニトロソメチルアニリン(NMA)、N-ニトロソサルコシン(NSAR)、N-ニトロソモルホリン(NMOR)、N-ニトロソピペリジン(NPIP)及びN-ニトロソピロリジン(NPYR)に限定された(※訳注)。N-NAsは遺伝毒性があり、げっ歯類において肝腫瘍を誘発する。 効力係数(potency factor)を導出するのに利用可能なin vivoのデータは限られているため、TCNAsの効力(potency)は等しいと仮定した。BMDL10は10 μg/kg 体重/日であり、NDEAにより誘発されたラットの肝腫瘍(良性及び悪性)の発症率から導出され、ばく露マージン(MOE)法において使用された。N-NAsの存在に関する分析結果はEFSAの存在データベース(n=2,817)及び文献(n=4,003)から抽出された。存在データは、TCNAs全体を通して5つの食品カテゴリーに関して利用可能であった。食事性ばく露は、加熱された未加工の(cooked unprocessed)肉及び魚を除くシナリオ1とそれらを含むシナリオ2の2つのシナリオに対して評価された。TCNAsへのばく露は、調査、年齢グループ及びシナリオを通して0~208.9 ng/kg 体重/日であった。「肉及び肉製品」がTCNAsに対するばく露に寄与する主な食品カテゴリーである。95パーセンタイルのばく露が0に等しいいくつかの乳児の調査を除き、MOEは95パーセンタイルのばく露で3,337から48の範囲にあった。 主な不確実性は以下の2つであった。 (1)多量の左側打ち切りデータ (2)重要な食品カテゴリーに関するデータ不足 EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、95パーセンタイルのばく露におけるTCNAsに対するMOEは全年齢グループで10,000 より低い可能性が高い(highly likely)と考えられ(98 %~100 %の確実性)、健康懸念を引き起こすと結論した。 EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は以下の勧告を行った。 ・ヒトへのばく露に関連するN-NAsの吸収・分布・代謝・排泄(ADME)におけるデータギャップを埋めること ・ヒト及び動物の組織における代謝活性化の経路及び、産生されるDNA付加物を十分に特性評価すること ・食品中に存在し、遺伝毒性/発がん性のメカニズムが十分に解明されなかったいくつかのN-NAs(NMOR、NPIP、NPYR等)の相対変異原性の効力(relative mutagenic potencies potency)の測定。 ・より正確な交絡因子(医薬品の使用、食品中の発がん性化合物、職業ばく露、喫煙等)を調整し、オミックス技術を含む分子的手法を用いたN-NAsとがんとの関係に関する疫学試験の実施。 ・食品中の、TCNAs以外の発がん性があるN-NAsの存在の可能性に関するデータの取得。 ・食品中の発がん性N-NAs(揮発性及び非揮発性)を定量するための高感度分析法を標準化する。 ・硝酸塩、亜硝酸塩の添加の有無にかかわらず、加工肉以外の加工食品(生肉、野菜、穀類、牛乳・乳製品、発酵食品、酢漬けの保存食、スパイス食品等)中の、また、様々な方法で調理された製品のN-NAsに関するデータ収集。さらに、乳児におけるばく露評価を可能とするために必要なヒトの乳に関するさらなるデータの収集。 (※訳注)食品中の存在に関し全体で32のN-NAsが調査された。CONTAMパネルはこれらの全てに対しハザードを特定し、それらの特性評価を行った。しかしながら、食品中の定量可能なものは限られている。このため、リスク評価は特定の化合物に限定された。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7884 |
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