食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06030160149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAspergillus niger NZYM-BO株由来食品用酵素グルカン1,4-α-グルコシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2023年3月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月30日、非遺伝子組換えAspergillus niger NZYM-BO株由来食品用酵素グルカン1,4-α-グルコシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(3月8日採択、PDF版16ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.7911)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素グルカン1,4-α-グルコシダーゼ(4-α-D-グルカンα-グルコヒドロラーゼ; EC 3.2.1.3)は、非遺伝子組換えAspergillus niger NZYM-BO株を用いて、Novozymes A/Sにより生産される。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しないと判断された。 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程7工程にて使用されることが意図されている。 ・ 焼成工程 ・ 醸造工程 ・ 穀物ベース加工工程 ・ 蒸留アルコール製造工程 ・ ジュース製造用の果物及び野菜加工工程 ・ 乳製品類似物製造工程 ・ グルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用のデンプン加工工程 残留する総有機固形物(TOS)は、蒸留及びデンプン加工工程において除去されるため、食事性ばく露は、当該食品製造工程2工程に対しては算出されていない。残りの食品製造工程5工程に対しては、欧州集団における当該食品用酵素 - TOSへの食事性ばく露は、1日あたり最大2.97 mg TOS/kg体重と推定された。 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である1,920 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくともと646と算出された。 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、呼吸器系アレルゲンとの一致が1件検出された。一致したアレルゲンは、Schizophyllum communeにより産生されるグルカン 1,4-α-グルコシダーゼであるSch c 1である。S. commune由来のグルカン1,4-α-グルコシダーゼは、パン屋喘息に関連する職業性呼吸器系アレルゲンとして知られている。CEPパネルは、意図された使用条件下において、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが(蒸留アルコール製造は除く)、当該事象が発生する可能性は低いと考える。 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7911 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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