食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06030060464
タイトル オーストリア保健・食品安全局(AGES)、重点活動「油脂由来乳化剤(モノクロロプロパンジオール類(MCPD)とそのエステル類およびグリシジルエステル類)の純度基準」に関する最終報告書を公表
資料日付 2023年3月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストリア保健・食品安全局(AGES)は3月16日、重点活動「油脂由来乳化剤(モノクロロプロパンジオール類(MCPD)とグリシジルエステル類)の純度基準」に関する最終報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 本重点活動の目的は、乳化剤に含まれるプロセス関連汚染物質である3-モノクロロプロパン-1,2-ジオール、2-モノクロロプロパン-1,3-ジオールとそれらの脂肪酸エステルおよびグリシジル脂肪酸エステルについて調べることであった。さらに、採取したサンプルが必要な純度基準に適合しているかの検査も行われた。
 オーストリア全土から20サンプルが収集・検査され、不合格となったサンプルはなかった。
 (背景)
 3-モノクロロプロパン-1,2-ジオール(3-MCPD)、2-モノクロロプロパン-1,3-ジオール(2-MCPD)およびそれらの脂肪酸エステル、グリシジル脂肪酸エステルは主に植物油脂や食用油の精製時に生成する。油脂から得られる乳化剤には、これらの望ましくない物質がかなりの濃度で含まれていることがある。3-MCPDは、ヒトに対して発がん作用がある可能性があると考えられている。2-MCPDの生体への影響については、まだ十分に検討されていない。グリシジル脂肪酸エステルは体内で分解され、グリシドールが放出される。この物質には発がん作用、変異原性があるとされている。
 (評価根拠)
 規則(EC)No 1333/2008、規則(EU)No 231/2012、規則(EC)No 1881/2006
 ※検査結果の詳細は下記のURLで閲覧可能。
https://www.ages.at/download/sdl-eyJ0eXAiOiJKV1QiLCJhbGciOiJIUzI1NiJ9.eyJpYXQiOjE2MDk0NTkyMDAsImV4cCI6NDA3MDkwODgwMCwidXNlciI6MCwiZ3JvdXBzIjpbMCwtMV0sImZpbGUiOiJmaWxlYWRtaW5cL0FHRVNfMjAyMlwvMl9NRU5TQ0hcL1NjaHdlcnB1bmt0ZVwvTGViZW5zbWl0dGVsa29udHJvbGxlXC9TY2hhZHN0b2ZmZVwvMjAyMlwvQS0wNDQtMjJfV2lzc2VuX2FrdHVlbGwucGRmIiwicGFnZSI6MjI4M30.UniMwYMT_cvMy0iopK8dt-vExD3rTymIfgGj21xlCH8/A-044-22_Wissen_aktuell.pdf
地域 欧州
国・地方 オーストリア
情報源(公的機関) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
情報源(報道) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
URL https://www.ages.at/mensch/schwerpunkte/schwerpunktaktionen/detail/reinheitskriterien-mcpd-und-glycidyl-ester-in-emulgatoren-die-aus-fetten-und-oelen-gewonnen-werden
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