食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06021230149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中の化学的ハザード及び微生物学的ハザードのリスクランキングについての研究プロジェクト及び国際ワークショップに関する外部機関による科学的報告書を公表
資料日付 2023年2月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月27日、食品中の化学的ハザード及び微生物学的ハザードのリスクランキングについての研究プロジェクト及び国際ワークショップに関する外部機関(スウェーデン食品庁(SFA)及びフィンランド食品局(FFA))による科学的報告書(21ページ、2023年1月31日採択、doi: 10.2903/sp.efsa.2023.e210201)を公表した。概要は以下のとおり。
 本プロジェクトの目的は、現在の食品中の化学的ハザード及び微生物学的ハザードのリスクランキング実施能力を向上させることであった。当該取り組みは、化学的及び微生物学的リスク評価の概説(WP1)、リスクランキング手法の開発(WP2)、及び国際ワークショップの開催(WP3)という3つの作業パッケージ(WP)で実施された。リスクランキング手法開発作業は、1)最新の毒性学的影響データにも適応させた化学的ハザードのための手法、及び2)その設計において両種類のハザードに適用可能なばく露モデルから成る。
 ワークショップでの結論の一つは、リスクランキングは基本的にリスク管理及びリスクコミュニケーションへのさらなる支援を提供するものである、というものであった。健康影響が発生する確率及びその深刻さは両者ともにリスクランキングに使用する指標(metric)に組み込むことが重要であると評価された。健康負荷の尺度は多くの参加者から有用であると見なされた一方、最も望ましい指標に関するコンセンサスは得られなかった。また、データ集約度の低い指標など、他の指標の価値についても留意された。リスクランキングはリスク評価の原則に基づくべきであるが、そのうえで、最終的には管理の側面を考慮する必要があるだろう。参加者は、化学的ハザード及び微生物学的ハザードの両方を対象とした共同フレームワークに肯定的であったが、複数の課題が特定された。必要なデータが全般的に不足している中で、利用可能な情報を効率的に利用することが重要であると考えられ、異なるエビデンスセットに互換性のある手法があれば、有用となる可能性がある。
 リスクランキングのための共通の指標は、その指標が観念的には対象とすべき側面、特定の又は様々な指標の有用性、及び段階的アプローチの概念の見地から、さらに解決されることが推奨される。可能性のある多くの種類のランキングについて取り扱う、リスクランキングのための包括的なガイダンスの作成が提案されている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/e210201
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