食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06020770149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州連合にとって脅威となる越境性病原体に対するワンヘルスアプローチに基づく調整されたサーベイランスシステム(優先病原体に対する持続可能なサーベイランス戦略に関するオプション)に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年3月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月8日、欧州連合にとって脅威となる越境性病原体に対するワンヘルスアプローチに基づく調整されたサーベイランスシステム(優先病原体に対する持続可能なサーベイランス戦略に関するオプション)に関する科学的意見書(39ページ、2023年1月31日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2023.7882)を公表した。概要は以下のとおり。
 本報告書は、作業プログラム「CP-g-22-04.01 加盟国当局への直接的助成」の下で申請書を提出する予定の加盟国へのガイダンスを提供するものである。当該助成事業の下で調整されたサーベイランスの対象となる優先病原体は、加盟国及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)との優先順位付け作業で特定されている。これらは、クリミア・コンゴ出血熱、エキノコックス症、E型肝炎、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)、豚インフルエンザ、ライム病、Q熱、リフトバレー熱、ダニ媒介性脳炎、ウエストナイル熱及び疾病X(動物の疾病Y)(※訳注)である。
 本報告書では、これらの病原体についてのサーベイランス活動(サーベイランスカード)を提案している。加盟国は、優先疾病リストから1種類以上の疾病を対象として、そのサーベイランスカードからサーベイランス活動を選択し、自国のニーズと状況を反映するために必要に応じてそれらを修正する必要がある。加盟国はまた、自国の疫学的状況により適合するような、優先感染症病原体に対する代替のサーベイランス活動を設計することもできる。さらに、本報告書では、加盟国が単一の宿主動物集団に由来する検体で複数の感染症病原体に対する検査を検討できるよう、感染症病原体を様々な宿主と関連付けるサーベイランス全体像に関するセクションを設け、またベクターや野生動物におけるサーベイランスや疾病X(動物の疾病Y)に関するガイダンスを提供するセクションも設けている。加盟国は分野横断的な協力関係の構築が推奨されており、本報告書ではそのための分野横断的協力に関するガイダンスを提供している。また、助成を申請するためにサーベイランスシステムを作成するプロセスのステップの全体的な説明を提供するロードマップが示されている。
(※訳注)疾病Xとは、ヒトで将来流行する可能性のある仮定上の未知の病原体を指す。疾病Yとは、動物に(重篤な)臨床症状をもたらし、重大な社会経済的影響を及ぼし、ヒトに伝播する潜在的リスクを有する新規病原体によって引き起こされる、過去に知られていない疾病を指す。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7882
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