食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06010550297
タイトル 国際獣疫事務局(OIE)、ブラジルで2023年1月18日に発生した牛海綿状脳症(BSE)患畜に関する即時通知を公表
資料日付 2023年2月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際獣疫事務局(OIE)は2月23日、ブラジルで2023年1月18日に発生した牛海綿状脳症(BSE)患畜に関する即時通知を公表した。概要は以下のとおり。
I. 一般情報
1. 国/地域区分:国、2. 発見日:2023年1月18日、3. 事案確認日:2023年2月22日、4. 原因病原体:プリオン(型別結果待ち)、5. 疾病分類:リスト記載疾病、6. 前回の発生日:2021年9月3日、7. 届出理由:根絶された疾病の再発生
II. 疫学
1. 当該事案の原因又は感染源:不明又は不確定
2. 疫学的コメント:
 当該BSE患畜は、神経学的症候群監視システムの一部である国家BSE監視プログラムの枠組みの中で検出された。同プログラムでは、神経学的臨床症状を示し、(同国内の風土病である)狂犬病陰性と判定された24か月齢を超える感染可能性のある畜牛はBSEの検査を受ける必要があると定めている。同国の手順に従って、当該患畜の検体は、2月13日に狂犬病陰性が判明した後、同国ペルナンブコ州の国立研究所(LFDA/PE)でのBSEのELISA検査のために提出された。当該検査でBSE抗原が検出され、その後、免疫組織化学検査に供され、2月22日に陽性の結果が得られた。BSEの型別を目的として、当該検体はカナダのアルバータ州レスブリッジにあるOIEリファレンスラボラトリーに送付された。型別の検査結果はまだ出ていない。当該患畜は殺処分され、農場内で死体は完全に廃棄処分された。そのため、食肉やその他の製品はフードチェーンに入っておらず、したがって、ヒトや反すう動物の個体群に対するリスクはない。
III. 定量的データの概要
測定ユニット:動物
動物種:畜牛、感染可能性(susceptible)160頭、症例1頭、死亡0頭、殺処分1頭、と畜0頭、ワクチン接種0頭
IV. 診断
1. 疾病の徴候:あり
2. 診断方法:診断検査
3. 検査:免疫組織化学(IHC)検査
4. 検査所:ペルナンブコ州の連邦農業防衛研究所(LFDA/PE)
5. 動物種:畜牛
V. 事案レベルでの管理措置
1. 家畜管理措置 適用された措置:(1)トレーサビリティ、(2)選択的殺処分、(3)スクリーニング、(4)死体、副産物及び廃棄物の公的処分
2. 野生動物管理措置(記載なし)
VI. 本事案
1. 発生地:パラー州マラバー
2. アウトブレイク発生日:2023年1月18日
3. 疫学的ユニット:農場
4. 感染集団の情報:
 2023年1月18日から神経学的臨床症状を示した9歳の雄牛が、神経学的症候群監視システム(神経学的臨床症状を示す感染可能性のある家畜の検体採取)の枠組みで、2023年1月19日に公職の獣医によって検査された。当該患畜は、検体採取及びナショナルリファレンスラボラトリー(NRL)における狂犬病及びBSEの診断試験のために安楽死させられた。NRLではスクリーニング及び確認試験(ELISA及びIHC)が実施された。当該検体は、カナダのアルバータ州レスブリッジにあるOIEリファレンスラボラトリーでのウエスタンブロット法(WB)検査に送付されたため、定型(C)あるいは非定型BSE(H型又はL型)の型別についてはまだ結果が出ていない。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際獣疫事務局(OIE)
情報源(報道) 国際獣疫事務局(OIE)
URL https://wahis.woah.org/#/in-review/4918?fromPage=event-dashboard-url
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。