食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06010490399
タイトル シンガポール食品庁(SFA)、鶏の生卵摂取の安全性に関する情報を提供
資料日付 2023年2月21日
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分類2 -
概要(記事)  シンガポール食品庁(SFA)は2月、鶏の生卵摂取の安全性に関する情報提供を行った(確認日:2月21日)。概要は以下のとおり。
1. はじめに
 なぜシンガポールでは生卵及び半熟卵の摂取が一般的なのか、他国からの友人を驚かせていることに疑問を感じたことはないだろうか?ほとんどのコーヒーショップ及びホーカーセンターでは、カヤトーストに半熟卵が添えられ、粥及び麺類に生卵が加えられているのを見ることができる。また、日本料理や韓国料理、並びにティラミス、マヨネーズ等のデザート及び調味料においても生卵は一般的である。では、なぜシンガポールにおける生卵の摂取は安心と感じられるのか?実際、安全なのであろうか?
2. 生卵の危険性
 一般的にサルモネラ属菌は鶏及び卵に含まれる細菌である。世界的にサルモネラ属菌は食中毒の主な原因となっており、大抵の場合、同細菌の感染症は卵の摂取に関連している(特にSalmonella Enteritidis(SE))。このことから、諸外国の消費者は摂取前に卵を十分に加熱調理する。
 SFAは、国民の半熟卵の摂取習慣を考慮し、シンガポールにおけるサルモネラ属菌のリスク評価を実施した。輸入される卵は、シンガポールの食品安全及び動物衛生基準を満たす、認定された国及び地域における承認された供給源からのものでなければならない。農場がSE清浄であることも、認定基準及び輸入条件となっている。また、国内の鶏卵農場は、SE汚染のリスク予防に向けた、適切な農場管理規範及び強力なバイオセキュリティ対策を有している必要がある。例えば、汚れた卵や割れた卵を取り除く選別システム、及び雌鶏の定期的なSE検査を行い、SEに感染した鶏群の卵を販売から排除することなどが挙げられる。輸入された卵及び国産の卵のいずれについても、調査及び検査を含む食品安全サーベイランスプログラムの対象となっている。検査でSEが検出される場合、その農場はSE汚染の問題が正されるまで営業停止となる。
 まさにこれらの厳重な要件によって、シンガポールにおいては生卵や半熟卵の摂取が比較的安全なのである。しかし、生卵の摂取は常にリスクを伴うため、特に幼児(young)、免疫不全者、妊婦、高齢者などの脆弱集団の消費者は、生卵の摂取を避けるよう勧告する。
3. 卵のサルモネラ属菌による食中毒リスクをどのように低減できるか?
 消費者は自衛が可能である。サルモネラ属菌は卵の内部だけでなく、卵殻にも存在する可能性がある。見た目のみで卵がサルモネラ属菌に汚染されている否かは判別できないが、卵からのサルモネラ属菌感染リスクを低減するために、我々は対策を講じることができる。以下はその対策である。
・生の食品を摂取することの危険性を認識する。特に幼児、妊婦、高齢者、免疫不全者あるいは糖尿病等の慢性疾患患者など、脆弱集団はより感染しやすい可能性があり、一般的な予防策として、卵を含む生の食品の摂取は避けるよう注意すべきである。
・卵はSFAが承認した事業者(農場、輸入業者、小売業者)から購入する。
・殻が清潔であること、糞便による汚染がないこと、及びひび割れがないことを確認する。
・卵黄及び卵白の両方が固まるまで十分に加熱調理する。半熟の卵黄又は卵白には細菌がまだ残存している可能性がある。
・卵あるいは卵を含む料理は、加熱調理後、可能な限りすぐに摂取する。卵を含む料理は、その中に存在する可能性のある細菌の増殖を防ぐため、速やかに4℃以下で冷蔵する。
・交差汚染のリスクを防ぐため、卵を扱う前後には石鹸で十分に手を洗う。
・食器及び調理器具は、生卵用と非加熱喫食用食品/加熱済食品用とで分けて使用する。
・低温殺菌は加熱処理によって有害な細菌を除去するため、生卵又は半熟卵を必要とする料理には低温殺菌卵の使用を検討する。これらの料理の一例としては、ティラミス等のデザート、オランデーズソース等のソース及びドレッシングが挙げられる。
・海外渡航の際、現地の卵はサルモネラ属菌が含まれていないとは限らず、生の摂取に適さない可能性があることに留意する。
地域 アジア
国・地方 シンガポール
情報源(公的機関) シンガポール食品庁(SFA)
情報源(報道) シンガポール食品庁(SFA)
URL https://www.sfa.gov.sg/food-information/risk-at-a-glance

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