食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06010140149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えSaccharomyces cerevisiae INV株由来食品用酵素β-フルクトフラノシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年2月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月21日、非遺伝子組換えSaccharomyces cerevisiae INV株由来食品用酵素β-フルクトフラノシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(1月25日採択、PDF版14ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.7833)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素β-フルクトフラノシダーゼ(β-D-フルクトフラノシド・フラクトヒドロラーゼ; EC 3.2.1.26)は、非遺伝子組換えSaccharomyces cerevisiae INV株を用いて、DSM Food Specialties B.Vにより生産される。
 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程4工程にて使用されることが意図されている。
・ 特殊糖質(転化糖シロップ)製造工程
・ 焼成工程
・ ショ糖ベース発酵飲料製造工程
・ 製菓工程
 欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大2.51 mg TOS/kg体重と推定された。
 当該産生菌株の安全性適格推定(qualified presumption of safety(QPS))ステータス、及び、製造工程の性質から、毒性学的試験は必要ないと判断された。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンのアミノ酸配列との類似性が検索され、1件の一致が検出された。一致したアレルゲンは、既知の食物アレルゲンであるSolanum lycopersicum(トマト)由来のβ-フルクトフラノシダーゼ・Sola l 2である。
 EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、意図された使用条件下において、当該食品用酵素への食事性ばく露によりアレルギー反応が誘発されるリスクは排除されないと判断する。中でも、トマトに感作されている摂取者においては排除されない。しかしながら、S. cerevisiae INV株由来β-フルクトフラノシダーゼに対しアレルギー反応が誘発される可能性は、トマトに対するアレルギー反応誘発の可能性を超過しないと予測される。トマトに対するアレルギー反応の発症率は低く、当該食品用酵素に対してアレルギー反応を発症する可能性も低い。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7833
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