食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06010110149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価76改訂2(FGE.76Rev2)に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年2月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月13日、香料グループ評価76改訂2(FGE.76Rev2)に関する科学的意見書(2022年12月13日採択、65ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.7784)を公表した(FGE.21.5においてEFSAにより評価された化合物グループ29のチアゾール(thiazole)、チオフェン(thiophene)、チアゾリン(thiazoline)及びチエニル(thienyl)誘導体及び化合物グループ30の各種化合物に構造的に類似する、国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)で評価された硫黄含有複素環式化合物の考察)。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は香料グループ評価76改訂2(FGE.76Rev2)における28香料物質のJECFAの評価を考察するよう要請された。これらの物質のうち21物質はFGE.76Rev1において考察された。他の7物質は遺伝毒性に関連する懸念のため評価できなかった。
 [FL-no: 15.005]の代表的な物質である4-メチル-5-ビニルチアゾール(4-methyl-5-vinylthiazole)[ FL-no:15.018]、及び[FL-no:15.029、15.030、15.130及び15.131]の代表的な物質である4
,5-ジメチル-2-イソブチル-3チアゾリン)(4
,5-dimethyl-2-isobutyl-3-thiazoline)[FL-no: 15.032]に関する新たな遺伝毒性データが提出された。FAFパネルは、[FL-no: 15.018 及び15.005 ]に関する遺伝毒性の懸念は排除されると結論した。[FL-no: 15.032
, 15.029
, 15.030
, 15.130 及び15.131]に関する遺伝子突然変異及び染色体異常誘発性(clastogenicity)の懸念は排除された。in vitro試験において、[FL-no: 15.032]は染色体異数性誘発性の作用機序(aneugenic mode of action)により小核を誘発した。利用可能なin vivo小核試験はin vivoの染色体異数性誘発性の可能性を排除するには適切ではなかった。
 FAFパネルは、in vitroにおいて染色体異数性誘発性をもたらす最小濃度と[FL-no: 15.032]に対して報告された使用レベルとを比較した。この比較に基づき、FAFパネルは、報告された最大の使用レベルにおける[FL-no:15.032]の使用は染色体異数性誘発性の懸念を提起しないと結論した。構造的類似性に基づき、残る4物質[FL-no: 15.029
, 15.030
, 15.130 及び 15.131]に関しても、染色体異数性誘発性の可能性を想定し得る。それらの物質に染色体異数性誘発性の可能性があるか否かを証明するには個々の遺伝毒性データが必要とされる。
 FAFパネルは、MSDI法(※訳注1)に基づき、24香料物質に関し「香料物質としての推定摂取レベルにおいて安全性の懸念はない」としたJECFAの結論に同意する。6物質に関し、mTAMDI(※訳注2)の推定値の精度を高めるため用途及び使用レベルに関する信頼性の高い情報が必要とされる。15物質に関し、mTAMDIを算出するために使用レベルの情報が必要とされる。[FL-no:15.109及び15.113]に関し、実際の立体化学的組成に関する情報が不適当であり、提出された名称の物質に対し下された結論は商業用製品には適用できない。
(※訳注1)Maximized Survey-Derived Intake(MSDI)法: 香料の年間生産量を人口の 10%及び補正係数で割ることによる推計法である。ある地域で 1年間に使用された香料は、その地域の 10%の人口が均等に消費したと仮定している。Per Capita intake Times Ten(PCTT)法ともいう。詳細は以下のURLを参照。
https://www.fsc.go.jp/hyouka/index.data/koryo-hyouka-shishin.pdf
(※訳注2)modified Theoretical Added Maximum Daily Intake(mTAMDI)法:ヒトが食品分類表記載の香料を使用した食品及び飲料を一定量摂取すると仮定し、これらの推定摂取量に様々な食品分類において報告された使用レベルを乗じて香料の摂取量を算出する方法。詳細は本意見書P.50を参照。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7784

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