食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06000370164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、飲料水中のレジオネラ属菌検出に関する文献レビューと題する報告書を公表
資料日付 2023年1月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は1月24日、飲料水中のレジオネラ属菌検出に関する文献レビューと題する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 レジオネラ属菌を吸入すると、肺炎(レジオネラ症)を引き起こすことがある。60種類以上のレジオネラ属菌が知られている。オランダでは、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)が原因でレジオネラ症に感染するケースがほとんどである(全報告症例の約9割)。人々は、様々な感染源を通じてレジオネラ属菌に感染し得る。レジオネラ属菌は、飲料水中にも存在することがあるが、これらは通常、レジオネラ・ニューモフィラとは別の細菌種である。
 オランダの法律は、飲料水中の全てのレジオネラ属菌を検出可能な方法を規定している。人々が、飲料水から検出される大多数のレジオネラ属菌が原因で病気になることはめったにないが、法律では、全てのレジオネラ属菌を除去する必要があるとされている。数年前から、ホテルやスイミングプール等の特定の施設に、全てのレジオネラ属菌ではなく、レジオネラ・ニューモフィラのみを検査することを認めることについての議論がなされてきた。
 この目的のために、RIVMは飲料水中のレジオネラ属菌、特にレジオネラ・ニューモフィラを検出する既存の方法を調査した。科学文献に記載されている多くの異なる方法が有望と思われる。これらの方法のうち5つが、現在法律で規定されている方法と同等である或いはより優れていることが証明されている。RIVMは、この中から唯一最良の方法を挙げることはできない。その理由は、記載されている方法は、法律が規定している方法とは異なる方法でレジオネラ属菌を検出するからである。さらに、これらの方法の実用性及び費用面の分析も必要である。
 RIVMはインフラ水管理省(Ministry of Infrastructure and Water Management)に対し、既存の条件下で他の方法の使用を認めるよう勧告する。もう一つの勧告事項は、新しい方法をとり入れるために、飲料水設備におけるレジオネラ属菌の法的基準に関する記述をどのように修正できるかを特定することである。例えば、現在法律には、コロニー形成単位を検出できる方法が規定されているが、特定された全ての方法がこれを行うことができるわけではない。
 当該報告書(86ページ、オランダ語)は下記URLから入手可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2022-0181.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/literatuurstudie-naar-detectie-van-legionella-in-drinkwater
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。