食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06000310520
タイトル 英国動植物衛生庁(APHA)は、牛結核(bTB)の牛用ワクチンと新しい皮膚テストの野外実験が次の段階に移ったことを公表
資料日付 2023年2月6日
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概要(記事)  英国動植物衛生庁(APHA)は2月6日、牛結核(bTB)の牛用ワクチンと新しい皮膚テストの野外実験が次の段階に移ったことを公表した。概要は以下のとおり。
 野外実験における第二段階が成功すれば、この風土病に対する牛のワクチン接種がより身近なものになる。CattleBCGワクチンとDIVA(ワクチン接種後の感染動物の検出)皮膚テストは今後数年以内に配備可能となり、現在利用可能なツールが大幅に進歩する。
 第二段階の野外実験は、CattleBCGワクチンの安全性とDIVA皮膚テストの安全性と性能を、ワクチン接種を受けた牛で評価する予定である。これまでのところ、実験室の研究によると、管理されたAPHA施設の環境の下で、ワクチンとDIVA皮膚テストの安全性と順調なテストの進行が示されている。野外実験は、国内の商業畜産農場で行われており、2023年に完了する予定である。第二段階の実験には、少なくとも5か所の農場で600頭の動物が参加する。そのうち300頭にCattleBCGを接種し、残りの半数にはプラセボを投与する予定である。
 2021年7月、APHAはイングランドで実験の第一段階を開始し、ワクチン未接種の動物におけるDIVA皮膚テストの安全性とパフォーマンスに焦点を当てた。10か所の農場で524頭の動物が参加した実験が行われ、第一段階の実験は2022年5月に完了し、結果の分析が進行している。
 イングランド、スコットランド、ウェールズの最高獣医師責任者等は共同声明の中で、「今日世界が直面している最も困難な動物疾病の一つである牛結核を根絶するための新しいツールの開発を歓迎する。このプロジェクトが成功すれば、世界中の畜産農家に影響を及ぼしているこの陰湿な病気に対処するため、他の対策を組み合わせて使用されるワクチンに一歩近づける」と述べている。
 牛結核は、英国が今日直面している最も困難で難治性の動物衛生の課題の一つであり、イングランドの納税者は毎年約一億ポンドを負担している。2021年には、イングランドとウェールズで38
,000頭以上の牛がこの病気への対処でと殺された。
 第一段階の完了は、英国政府が牛結核向けの配備可能な牛用ワクチンとDIVA皮膚テストを実現するという目標を維持するための重要なマイルストーンになった。APHAは、この実験から得られた情報を販売許可の入札や国際的承認を支援するために使用する。これにより、病気の蔓延防止のために処分されるはずであった数千頭の牛を毎年救うことができる。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国動植物衛生庁(APHA)
情報源(報道) 英国動植物衛生庁(APHA)
URL https://www.gov.uk/government/news/field-trials-for-bovine-tb-cattle-vaccine-and-skin-test-move-to-next-phase--2
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