食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06000240149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分エテホンの農薬リスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2023年1月31日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月31日、有効成分エテホン(ethephon)の農薬リスク評価のピアレビューに関する結論(2022年12月2日承認、28ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.7742)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会施行規則(EU) No 844/2012(施行規則(EU) No 2018/1659により改正)は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第14条に基づき提出された有効成分の認可更新の手続きを規定している。これらの有効成分のリストは、施行規則(EU) No 686/2012に規定されている。当該有効成分は、同施行規則のリストに記載された有効成分である。
 当該有効成分に関するドシエの最初の評価が、欧州連合(EU)の報告担当加盟国(RMS)オランダにより更新評価報告書(RAR)において提出された。その後RMSの評価に関する農薬リスク評価のピアレビューが実施され以下の結論が導出された。
 EUレベルで提案された穀類(冬及び春大麦、冬及び春小麦等)への植物成長調整剤としての代表的な用途に従った当該有効成分の使用には十分な有効性がある。
 データパッケージの評価では、当該有効成分及び代表的な用途の製剤の同一性、物理的・化学的及び技術的な特性に関連した重要な懸念領域に含まれる必要がある問題はなかった。
 急性参照用量(ARfD)及び急性農薬使用者ばく露許容量(AAOEL)を導出するのに関連する試験において使用された分析法が入手できないため、ほ乳類毒性の項においてデータギャップ及び確定しない問題が特定された。しかしながら、実施された試験が古いため(1970年代) この情報は入手できない可能性があることが認識された。植物の代謝物HEPA(2-ヒドロキシエチルホスホン酸((2-hydroxyethyl)phosphonic acid))の異数性(訳注 一部の染色体の数が変異している状態)誘発能の可能性が最新の科学に従って対応されなかった。一部の製剤の代表的な使用がAAOELを超過することが推定された。
 食品及び飼料中の残留物に関し、12日間より長い収穫前日数(PHI)をおいて収穫された果実中の抱合体の関連性を除外するためのさらなるデータが必要とされる。エテホンだけとする動物内の残留物のモニタリングの定義は、反芻動物については、条件を満たした代謝物試験が確認されるまで暫定的と見なされる。穀類及び動物の食品マトリックスの摂取のリスク評価に関して、少なくとも異数性誘発能の可能性が対応されるまで、代謝物HEPAは残留物の定義の別個の成分として見なされるべきである。代表的な用途における残留物の評価は冬ライ麦における使用を除きデータにより十分に裏付けられている。
 環境における分解及び挙動に関して利用可能なデータは、要件である代表的な用途に対するEUレベルにおける環境ばく露評価を実施するのに十分である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7742
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