食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06000050149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州の集団における海藻及び塩生植物の摂取を介した重金属及びヨウ素の食事性ばく露に関する報告書を公表
資料日付 2023年1月31日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月31日、欧州の集団における海藻及び塩生植物の摂取を介した重金属及びヨウ素の食事性ばく露に関する報告書(2022年12月14日承認、47ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.7798)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは、欧州の集団における海藻及び塩生植物の摂取を介した重金属(ヒ素、カドミウム、鉛及び水銀)及びヨウ素の食事性ばく露について評価した。2011~2021年の標本に基づき、カドミウムに関して2
,093件、鉛1
,988件、総ヒ素1
,934件、無機ヒ素(iAs)920件、総水銀1
,499件、ヨウ素1
,002件の利用可能な分析データがあった。EFSAの包括的欧州食品摂取データベース(468物質、欧州の19か国)において塩生植物、海藻及び海藻関連製品に関して合計697回の摂取機会が特定された。
 全食事(whole diet)を考慮した成人の摂取者に限定した海藻の摂取からのカドミウムへの推定ばく露は、以前の推定ばく露の範囲内であったが、iAs及び鉛に対する推定ばく露は、成人集団向けの全食事からの以前のばく露の10~30%であった。例外はあるが、海藻は有機ヒ素に主に関連する総ヒ素の重要な供給源としても特定された。海藻の摂取からのヨウ素に関して、昆布及びのり(Laver algae)の摂取者に限定した中で20 μg/kg体重/日を上回る平均摂取量が特定された。今後の海藻の(人口一人当たりの)消費の増加が重金属へのばく露及びヨウ素の摂取に及ぼす影響は、摂取される海藻の種類に強く依存する。
 海藻の摂取者に限定した重金属及びヨウ素の推定ばく露は、全集団において選択された海藻を主にした食品を用いた代替品シナリオにおける推定ばく露と同程度であった。これらの結果は、全体的なばく露における現行の海藻の摂取と様々な重金属及びヨウ素の摂取との関連性を明確に示す。海藻の摂取を介した重金属及びヨウ素のばく露についてより良く理解するため、様々な領域において必要とされるさらなる作業に対する勧告が行われた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7798
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