食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05990500384
タイトル フランス公衆衛生局、植物性製品(チーズの代替品)の摂取による妊婦を含む5例のリステリア症の重症例発生を公表
資料日付 2023年1月20日
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概要(記事)  フランス公衆衛生局は1月20日、植物性製品(チーズの代替品)の摂取による妊婦を含む5例のリステリア症の重症例の発生を公表した。概要は以下のとおり。
 保健当局は、フランスで5例のリステリア症の重症例が発生し、その内4例は妊婦であり、早産を起こしたとの報告を受けた。5人は同一のリステリア菌株に感染し、2022年4月~12月に症状を通報した。
 保健総局(DGS)と連携し、フランス公衆衛生局、リステリア菌に関するナショナルリファレンスセンター(CNR)、食品総局(DGAl)、フランス競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)が共同で実施した調査により、国内で報告された症例は、リステリア症を発症する前の数週間にJAY&JOYブランドの名で製造・販売されているアーモンドミルク及びカシューナッツミルクを原料とする植物性製品(チーズの代替品)を摂取していたことが特定された。
 これらの調査により、特に工場内で製造された製品の微生物学的汚染リスク管理に関して、JAY&JOY社の規則違反が明らかになった。その結果、2023年1月16日、同工場で保管・製造されている全製品の販売の一時停止を目的とする県知事のアレテ(命令)が発出された。
 JAY&JOY社は2023年1月14日、同社が製造した全製品の撤去・リコールを実施した。撤去・リコールに関連する製品の詳細はrappel.conso.gouv.frで閲覧可能である。これらの製品の保有者は摂取せずに、購入した販売店に持参すること。
 リステリア症の症例の8割以上が、妊婦とその新生児、65歳以上の高齢者、免疫不全の人等の脆弱な人々において発生する。妊婦の場合、流産、早産、新生児の重症感染症を引き起こすことがある。リステリア症は、フランスでは依然として比較的稀ではあるが(フランス公衆衛生局は毎年、300~400症例の侵襲性リステリア症(invasive listeriosis)を調査登録している)、フランスにおける食品に起因する死亡者数の第二位の原因である。
 本警告対象の製品を摂取したと思われる場合、また、同製品の摂取後10日~2か月の間に発熱又は頭痛を伴う発熱、胃腸障害(吐き気、嘔吐、下痢)が見られた場合、医師の診察を受け、このリスクのある食品を摂取したことを伝えること。
 現時点では、フランス公衆衛生局、パスツール研究所のリステリア菌に関するCNRが実施する疫学的・微生物学的監視措置が継続中である。
 当該プレスリリース(2ページ)は以下のURLより入手可能。
https://www.santepubliquefrance.fr/content/download/503392/3756643?version=1
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス公衆衛生局
情報源(報道) フランス公衆衛生局
URL https://www.santepubliquefrance.fr/presse/2023/cas-de-listerioses-retrait-rappel-de-specialites-vegetales-au-lait-d-amande-et-noix-de-cajou-jay-joy-alternatives-vegetales-aux-fromages-et-fo
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