食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05990370316 |
タイトル | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)、ドイツ産食品中の残留農薬は低レベルであったことを2021年BVL評価で発表 |
資料日付 | 2023年1月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は1月13日、ドイツ産食品中の残留農薬は低レベルであったと2021年BVL評価で発表した。概要は以下のとおり。 ドイツ及び欧州連合(EU)加盟国産の食品から残留農薬が多く検出されることは、通常まれである。ドイツ産食品では、2021年において最大基準値(MRL)を超える件数割合が前年比で減少している。一方、他国、特に非EU加盟国産食品では超過件数が増加した、とBVLは報告している。 この結果は、BVLが公表した「食品中の残留農薬に関する国別報告書2021」による。連邦各州の食品監視当局の検査施設において、20 ,603の食品検体に対して計830万以上の分析が行われた。その結果、農薬汚染のレベルは産地ごとに異なることが確認された。 (産地別考察) ドイツ産食品におけるMRL超過件数の割合(MRL超過率)は、前年度微増した後、再び減少し、2021年は1.1%(2020年2.0%)であった。2021年、他のEU加盟国産食品におけるMRL超過率は1.8%(2020年1.3%)へと微増した。非EU加盟国産の食品のMRL超過率は7.8%(2020年)から10.9%(2021年)へと大幅に増大した。 (食品グループ別考察) 穀物、動物由来食品、乳幼児食品ではMRL超過率が減少した一方で、加工食品ではMRL超過件数の増加 が確認された。果物や野菜のMRL超過件数は前年並みの水準に留まっている。リンゴ、人参、ジャガイモやトマトなどの消費量が特に多い食品においては、例年通り、わずかな超過に留まった。検査頻度の高い食品(100検体以上)では、ブドウの葉の塩水漬け(71.8%)、ザクロ(33.0%)、ゴマ(8.7%)、フレッシュハーブ(8.2%)が最も高いMRL超過率であった。 ブドウの葉については、ブドウと比較して、分析限界値のレベルで非常に低い一般的なMRLが設定されていることを考慮する必要がある。ブドウの葉においてMRL超過が確認された場合でも、消費者に有害な影響が及ぶとは考えられない。しかし、法的拘束力のあるMRLは、常に遵守されなければならない。そのため、ブドウの葉、ザクロやゴマなど、目立つ製品の一部は、すでにEU内への輸入規制強化のの対象になっている。 (MRL超過率の高い活性成分の多くが許可取消し) リスク管理の面から、食品に含まれる1 ,061の様々な物質が検査された。216(20.4%)の活性物質でMRL超過が判明したが、全体的に低いレベルであった。MRL超過が比敵的多かった活性物質は、ジチオカルバメート、メタラキシル、エチレンオキシド、クロレート、クロルピリホスなどであった。後者の3種は、EU内の農薬としてはもはや許可されていない。 (背景) 食品中の残留農薬は、適用されるMRLを超過しない限り許容され、したがって健康に害を及ぼすことはない。また、設定されたMRLを超過することは、消費者の健康被害と同義ではない。MRLは、農薬が適切に使用された場合に予想される残留量に基づいて設定されている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL) |
情報源(報道) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL) |
URL | https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2023/2023_01_13_PM_PSMR.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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