食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05990210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えRasamsonia composticola 427-FS株由来食品用酵素エンド-1 ,3(4)-β-グルカナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年1月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月20日、非遺伝子組換えRasamsonia composticola 427-FS株由来食品用酵素エンド-1
,3(4)-β-グルカナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(2022年12月6日採択、PDF版16ページ、DOI: https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.7751)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素エンド-1
,3(4)-β-グルカナーゼ(3-(1?3
,1?4)-β-D-グルカン 3(4)-グルカノヒドラーゼ; EC 3.2.1.6)は、非遺伝子組換えRasamsonia composticola 427-FS株を用いて、Kerry Ingredients & Flavours Ltd.により、生産される。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しない。
 当該食品用酵素は、以下の製造工程6工程における使用が意図されている。
・ 焼成工程
・ その他の穀物ベース工程
・ 醸造工程
・ デンプン及びグルテン画分製造用の穀物処理工程
・ 蒸留酒製造工程
・ 酵母加工工程
 総有機固形物(TOS)残留物は、蒸留工程及び穀物加工工程により除去されるため、食事性ばく露は、残り4工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.809 mg TOS/kg体重と推定された。
 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である866 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも1
,070と算出された。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7751
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