食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05990140295
タイトル 国際連合食糧農業機関(FAO)、第95回FAO/世界保健機関(WHO) 合同食品添加物専門家会議(JECFA)におけるスピルリナ抽出物についての化学・技術評価(CTA)を公表
資料日付 2023年1月25日
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概要(記事)  国際連合食糧農業機関(FAO)は、第95回FAO/世界保健機関(WHO) 合同食品添加物専門家会議(JECFA)におけるスピルリナ抽出物(spirulina extract)についての化学・技術評価(CTA)を公表した(公表日:記載なし、確認日:1月25日)。概要は以下のとおり。
 本化学・技術評価(Chemical and Technical Assessment: CTA)は、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA又は委員会)に提出されたスピルリナ抽出物に関するデータ及び情報を要約したものである。
 食品添加物に関する第 49 回コーデックス委員会(CCFA)により、食品着色料としてのスピルリナ抽出物の見直しが要請された。第 86 回及び第 95 回 JECFA 会議において、スピルリナ抽出物の見直しが行われた。
 第86回JECFA会議において、委員会は様々な食品カテゴリーにおける着色用添加物としてのスピルリナ抽出物の使用に関連する安全性、食事性摂取量及び規格の評価に必要となるデータを評価した(FAO 及びWHO、2019)。委員会は、スピルリナ抽出物及び乾燥スピルリナで実施した反復投与動物試験において毒性が認められなかったことに基づき、スピルリナ抽出物の許容一日摂取量(ADI)について「特定しない(not specified)」を設定し、スピルリナ抽出物の規格を起案した。委員会が物質を十分に評価するために必要とする情報をスポンサーが提供しなかったため、規格は暫定的に作成され、ADIは暫定的に設定された。そのため、第86回JECFA会議後に以下の追加情報の提出が要請された。
・液体及び粉末の形態の市販製品の完全な組成特性評価
・製剤化/標準化前の水性抽出物の完全な組成特性評価
・適切な特性をもつ物質の同定のための有効な分析方法(検証データ及び代表的なバッチデータを含む)
・適切な特性をもつ物質の純度を測定するための有効な分析方法(検証データ及び代表的なバッチデータを含む)
 委員会は、上記の要請に対して受領した新たな組成データ及び分析方法を評価した。市販の液剤・粉剤、製剤化/標準化前の水性抽出物、及び抽出前のバイオマスの組成データが提供された。これらのデータは、企業の研究所又は認定された公的方法を使用するキャパシティーをもつ第三者研究所によって分析された生産サンプル及び市販品から得られた。分析方法及び検証データは、スピルリナ抽出物の同定、他の青色食品着色料との区別、及び総マイクロシスチンの定量のために提供された。
 第95回JECFA会議において、新しい同定試験及び総マイクロシスチン試験を追加することにより暫定規格が改訂され、暫定状態が解除された。また、ADIについて「特定しない」との暫定状態も解除された。本CTAは、その評価をまとめたものである。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) 国際連合食糧農業機関(FAO)
URL https://www.fao.org/3/cc3997en/cc3997en.pdf
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