食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05990130164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、環境中のマイクロプラスチックの知見の課題に関する報告書を公表
資料日付 2023年1月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は1月18日、環境中のマイクロプラスチックの知見の課題に関する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 実験室での実験から、マイクロプラスチックが植物及び動物に有害な影響を及ぼすこと分かったが、実際に環境中でもこのような影響があるのかどうかはまだ分かっていない。これは、一つにはマイクロプラスチックの形状、大きさ、組成に幅広いバリエーションがあることが原因である。確実なことは、環境中に放出されるマイクロプラスチックの量がますます増加していることである。これを抑え、有害な影響を防ぐための解決策が必要とされている。この点で、マイクロプラスチックに関するさらなる研究が極めて重要である。
 マイクロプラスチックについて、すでに多くの研究が行われているが、その研究結果の概要を適切にまとめたものがない。その結果、有効な解決策を提案するためにどの知見が不足しているのかが不明確である。そこで、RIVMは、マイクロプラスチックが環境に有害であるかどうかを判断するために、依然として必要とされている知見の概要を作成した。この概要により、政策立案者やその他の関係者は、例えば有害な影響に関してさらなる識見を得るために、まず実施すべき研究について、的を絞った選択をすることができる。そして、研究から得られた結果は、どの対策が最も有効であるかを適切に判断するのに使用される。
 RIVMは本件の検討のために、大学教授や専門家の意見を聞いた。彼らは、本件については非常に多くのことが未だに分かっていないため、どの知見がまず必要かについて述べることは難しいと考えている。しかしながら、マイクロプラスチックの環境への有害な影響を判断し、有効な解決策を開発するために、これらの知見を総合的な方法で評価する必要があることは明らかである。
 現在、適切な環境リスク評価のために不足している情報は、マイクロプラスチックが土壌及び水中で分解する速度と、この点に関するマイクロプラスチックごとの違いが挙げられる。また、マイクロプラスチックが有害となる粒径及び量に関するデータも不足している。政策に基づく対策に加え、行動改革とイノベーションがどのようにして環境に放出されるマイクロプラスチックの量を低減することができるかに注意を払う必要がある。
 当該報告書(52ページ、オランダ語)は下記URLから入手可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2022-0188.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/wat-weten-we-over-microplastics-in-het-milieu
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