食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05990040105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、乳幼児用食品中の鉛の措置基準に関する業界向けガイダンス案を公表
資料日付 2023年1月24日
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分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は1月24日、乳幼児用食品中の鉛の措置基準(action level)に関する業界向けガイダンス案を公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは、「乳幼児用を意図した食品中の鉛の措置基準:業界向けガイダンス案」を意見公募用に発行した。FDAが「ゼロにより近づける(Closer to Zero)」で概説しているように、当該ガイダンスは、他の活動とあいまって、時間の経過に伴い、業界が食品中の鉛のレベルを可能な限り低減させることになるとFDAは予想している。本日発表されたガイダンス案は、栄養価の高い食品へのアクセスを維持しながら、鉛、ヒ素、カドミウム及び水銀への食事ばく露、及び関連する健康影響を低減させるというFDAの目標を支えている。
 当該ガイダンス案の対象となる食品は加工食品であり、具体的には2歳未満の乳幼児向けであると表示又は主張されている、びん、袋状容器、タブ型容器、及び箱で包装された食品等である。これらの食品に鉛が含まれている可能性があるのは、これらの食品の原料である農産物(果物、野菜、穀物、及び動物)が、養分を吸収するのとほぼ同じ方法で環境中の汚染物質を吸収するためである。このように、これらの食品は小児の成長と発達に必須である栄養素を供給できるが、汚染物質へのばく露の原因にもなる可能性がある。
 環境及び食品から鉛を完全に除去することはできないが、食品中の鉛レベルを下げることは可能である。措置基準は、あるレベルの汚染物質が避けられない場合に、食品中の化学汚染物質のレベルを下げるためにFDAが使用する規制ツールの1つである。拘束力はないが、FDAは、特定の事例で執行措置を講じるかどうかを検討する際に、他の情報に加えて、これらの措置基準を検討する。
 食品カテゴリーに対する措置基準を特定するために、FDAはいくつかある要素の中で特に、FDAの暫定参照レベル(Interim Reference Level)である2.2 ug/日を超えない食事ばく露で、食品中に含まれる可能性のある鉛のレベルを考慮した。当該ガイダンス案で対象となっている食品を摂取する乳幼児の場合、FDAは、これらの措置基準により、これらの食品からの鉛へのばく露が24~27 %減少する可能性があると推定している。
 当該ガイダンス中に記載された措置基準は、以下のとおり。
・果物、野菜(単一原材料である根菜を除く)、ミックス製品(穀物及び食肉原料のミックス食品を含む)、ヨーグルト、カスタード/プリン、単一原材料である食肉:10 ppb
・根菜(単一原材料である場合):20 ppb
・乾燥乳幼児用シリアル:20 ppb
 当該ガイダンス案(2023年1月、17ページ)は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/media/164684/download
 本件に関する官報(1月25日付け)のPDFファイルは、以下のURLから入手可能。
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2023-01-25/pdf/2023-01384.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-issues-guidance-industry-action-levels-lead-baby-foods
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