食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05970670303
タイトル 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)、ZeaKal社のダイズ及びサントリーフラワーズ社のキクに対し、規制ステータス評価(RSR)の回答書を発出
資料日付 2022年12月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)は12月16日、ZeaKal社のダイズ及びサントリー・フラワーズ社のキクに対し、規制ステータス評価(Regulatory Status Review、RSR)の回答書を発出したことを公表した。概要は以下のとおり。
 USDA-APHISは、遺伝子工学を使用して改変されたダイズ及びキクの植物を審査し、改変されていない植物と比較して植物ペスト(植物病害生物等)リスクが高まっているかどうかを判断し、連邦規則集第7巻340条(7 CFR Part 340)の下で要求されるRSR回答書をAPHISのウェブサイトに掲載した。
 ZeaKal社は、種子の油及びタンパク質含有量を増やすようにダイズを改変した。サントリー・フラワーズ社は花色を変えるようキクを改変した。
 いずれの場合も、APHISは、これらの植物が他の栽培ダイズやキクに比べて植物ペストリスクを高める可能性が低いことを確認した。その結果、これらの植物は連邦規則集第7巻340条に基づく規制の対象ではなく、これらの植物は米国において、安全に栽培され、育種に使用される可能性がある。
 連邦規則集第7巻340条の下で、開発者は、改変された植物が規制の対象ではないと考える場合、RSRの要求を提出することができる。APHISは、改変された植物を評価し、非規制植物と比較して、植物ペストリスクを高める可能性があるかどうかを検討する。APHISの評価で、当該植物が対照植物と比較して植物ペストリスクを高める可能性が低いことが判明した場合、APHISは当該植物が規制の対象ではないことを示す回答書を発出する。
 12月7日及び14日付けで回答書発出に至った2件の概要情報は、以下のとおり。
(1)RSR番号:21-117-01rsr
要求者:ZeaKal社(米国)
植物名(学名):ダイズ(Glycine max)
特性:種子油の特性及びタンパク質含量の改変
表現型:種子油及びタンパク質含量の増加
作用機序(MOA):脂質合成酵素及び脂質カプセル化タンパク質の緑色組織中における共発現により、光合成能が高まる。
ZeaKal社のRSR要求書(2021年5月18日、PDF13ページ)
https://www.aphis.usda.gov/brs/pdf/rsr/21-117-01rsr-review-submission.pdf
APHISの回答書(2022年12月7日、PDF2ページ)
https://www.aphis.usda.gov/brs/pdf/rsr/21-117-01rsr-review-response.pdf
(2)RSR番号:21-277-01rsr
要求者:サントリー・フラワーズ社(日本)
植物名(学名):キク(Chrysanthemum morifolium)
特性:花色の変更及びマーカー遺伝子(抗生物質耐性)
表現型:青い花色並びにカナマイシン及びネオマイシン耐性
作用機序(MOA):フラボノイド3’5’水酸化酵素は、デルフィニジン3
,5-ジグルコシドの前駆体であるジヒドロミリセチンの産生を触媒する。アントシアニン5-アシルトランスフェラーゼはデルフィニジンをアシル化して、デルフィニジン3-グルコシド-S-カフェオイルグルコシドとその誘導体を形成し、その結果として青色を発色する。ネオマイシン・ホスホトランスフェラーゼ(NPTII)カナマイシン及びネオマイシンを含む特定の抗生物質への耐性を付与する。
サントリーフラワーズ社のRSR要求書(2021年11月10日、PDF19ページ)
https://www.aphis.usda.gov/brs/pdf/rsr/21-277-01rsr-review-submission.pdf
APHISの回答書(2022年12月14日、PDF2ページ)
https://www.aphis.usda.gov/brs/pdf/rsr/21-277-01rsr-review-response.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国農務省動植物検疫局(APHIS)
情報源(報道) 米国農務省動植物検疫局(APHIS)
URL https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2022/rsr-soybean-chrys
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