食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05970570149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、マイコトキシン効果の毒性学的調査に対する革新的in vitroアプローチに関するEU-FOR A SERIES 5報告書を公表
資料日付 2022年12月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月14日、マイコトキシン作用の毒性学的調査に対する革新的in vitroアプローチに関するEU-FORA SERIES 5報告書を公表した(8月31日承認、PDF版12ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.e200907)。概要は以下のとおり。
 マイコトキシンは、潜在的汚染物質の中でも、食品及び飼料の安全性の観点におけるその重要性から、殊に懸念されている。その作用が不顕性(subclinical)であり、かつ、多様な毒素による多重汚染が最も一般的なシナリオであるという事実から、マイコトキシン症と診断を確定することは難しい。これらのマイコトキシンの同時発生は、食品の安全性及び規制の双方に関して問題を提起しているが、同時ばく露の毒性データに関する知見は、未だ限定的である。
 本テクニカルレポートでは、LUBEM-Brest大学(フランス)にてフェローが実施した活動について詳述する。この文脈において受け入れ先から提供されたワーキング・プログラムは、マイコトキシン混合物の毒性評価に向けたin vitro毒性学的アプローチであった。本プロジェクトの目的は、多様な革新的細胞モデル(2D及び3Dスフェロイド)を用いて、規制対象となるマイコトキシン2種(オクラトキシンA及びフモニシンB1)へのばく露がヒトに及ぼすリスクを評価することである。本枠組みにおいて、これらのマイコトキシンは、腸由来細胞株及び肝臓由来細胞株の単独培養又は共培養を用いて、個別に、あるいは、組み合わせて試験された。
 総括して、本プロジェクトから得られた結果から、マイコトキシンのリスク評価(RA)に対するより予測的かつ現実的なアプローチの適用には、傑出したポテシャルが認められることが示された。
 より詳細なリスク評価の実現に向け、今後、マイコトキシンの毒性学的特性決定、及び、ばく露評価をさらに追及することが極めて重要となる。本プロジェクトは、細胞レベルにおけるマイコトキシンの多重汚染メカニズムを理解し、管轄当局が規制を再検討するための参考資料として役立つものである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/e200907
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