食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05970550360
タイトル 香港衛生署衛生防護センター、マッドハニー中毒(mad honey poisoning)事例について公表
資料日付 2022年12月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  香港衛生署衛生防護センターは12月22日、マッドハニー中毒(mad honey poisoning)事例について公表した。同センターは、中毒事例を調査しており、蜂蜜は信頼できる供給先又は養蜂場から購入するよう市民に注意喚起した。概要は以下のとおり。
 患者は28歳の男性で、12月17日に蜂蜜を摂取してから約2時間半後に、心拍数減少、低血圧、腹痛、めまい、吐き気、嘔吐を発症した。同日、病院の救急部で治療を受け入院した。患者の容体は安定しており、19日に退院した。臨床診断の結果、蜂蜜中毒であった。
 残りの蜂蜜と患者の尿サンプルの化学検査を行った結果、グラヤノトキシンが含まれていることが確認された。
 予備調査により、患者はネパールから香港に、自家製蜂蜜を持ち帰ったことが明らかになった。
 センター広報担当者は、「マッドハニー中毒はシャクナゲを含むツツジ科に属する植物に由来するグラヤノトキシンを含む蜂蜜の摂取により引き起こされる。グラヤノトキシンは神経毒で、神経や筋肉に影響を与える可能性がある。中毒症状として、喫食後短時間内に、吐き気、嘔吐、下痢、めまい、倦怠感、多汗、唾液分泌過多、感覚異常などを呈する。深刻なケースでは低血圧、心拍数減少、ショックを引き起こす可能性がある。」と説明した。
 センターは市民に対し以下の予防措置を提案する。
・蜂蜜は信頼できる供給先又は養蜂場から購入する。
・苦みや渋みのある蜂蜜は廃棄する。喫食してのどに灼熱感を生じるような蜂蜜はグラヤノトキシンが含まれている可能性がある。
・ネパール及びトルコの黒海地域で生産された蜂蜜には特に注意する。これらの地域で生産された蜂蜜に関連するグラヤノトキシン中毒事例があったためである。
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港衛生署衛生防護センター
情報源(報道) 香港衛生署衛生防護センター
URL https://www.info.gov.hk/gia/general/202212/22/P2022122200659.htm
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