食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05960170164 |
| タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、「オランダの氾濫原における放牧野生牛の肉への草及び土壌からのダイオキシン類及びダイオキシン様PCBの移行」と題する報告書を公表 |
| 資料日付 | 2022年12月1日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は12月1日、「オランダの氾濫原における放牧野生牛の肉への草及び土壌からのダイオキシン類及びダイオキシン様PCBの移行」と題する報告書を公表した。概要は以下のとおり。 いくつかの河川と堤防の間の場所(氾濫原)では、野生牛の放牧が自然管理の手段として利用されている。これらの牛の一部は、群れの規模及び構成を管理するために食肉処理される。その後、その肉は「野生肉(wilderness meat)」として販売されている。2020年、氾濫原の草や土壌中のダイオキシン類及びダイオキシン様PCBが原因で、一部の野生牛の肉から過剰なダイオキシン濃度が検出された。 この事態に対応して、RIVMとWageningen食品安全リサーチ(WFSR)は、当該物質が草や土壌を介してこれらの牛の肉にどの程度移行しているかを計算するためのモデルを開発した。これらのモデルは、牛を氾濫原の外の場所に移動させた場合に、濃度が許容レベルまで低下するのに要する時間を推定するためにも用いられた。氾濫原の外では濃度は低い。 本モデルは、群れの3種類の野生牛(乳を出さない牛、乳を出す牛、子牛)を対象として開発され、また、計算はBeuningen地域の氾濫原の草及び土壌の測定値に基づいて行われた。草の中の濃度は、この地域で起こった最近の洪水が原因で高いものもあったが、低いものもより多く見られた。洪水後に草の中の濃度が高くなることが多いのは、草むらに残された堆積物がダイオキシン類及びダイオキシン様PCBを含んでいるからである。土壌中の測定濃度は、どちらの状況でもほぼ同じであった。 これらのサンプルの濃度が高いか低いかに関係なく、3種類の牛の肉で測定された濃度は、法律による許容値よりも高かった。牛が子牛に乳を与えていた場合、ダイオキシン類及びダイオキシン様物質が乳を通じて排出されるため、法律による許容値よりも低くなった。また、牛をより清浄な地域に移動させた後、計算によって推定された値も下がった。成牛の濃度は1か月半~4か月で許容値を下回り、子牛の場合は6か月以上かかった。 ダイオキシン類及びダイオキシン様PCBは、廃棄物や他の物質の焼却時に発生する化学物質である。過去25年間に排出量が大幅に減少したにもかかわらず、ダイオキシン類及びダイオキシン様PCBは依然としてオランダに存在している(草、土壌、河川堆積物中など)。 RIVMとWFSRの別の報告書には、モデルの開発について説明している。 (※以下、RIVMの12月1日付け記事「野生牛のダイオキシン類及びダイオキシン様PCBの移行モデル(事例研究: オランダの氾濫原)-モデルの文書化」https://www.rivm.nl/publicaties/transfer-models-for-dioxins-and-dioxin-like-pcbs-in-wild-cattleより抜粋)。 この報告書は、モデルの開発について説明し、研究者がモデルを使用するために必要な情報を提供している。 群れで生活する3種類の野生牛(乳を出さない牛、乳を出す牛、子牛)を調査した。それぞれについて個別のモデルが開発された。本モデルは、以前に開発された乳牛に含まれるダイオキシン類に関するモデルに基づいており、このモデルを体重等、動物の種類に特有の特性に合わせて改良した。 モデルによる計算結果は、牛の肉で測定された多くの濃度とよく一致した。また、本モデルは、牛をより清浄な草地や土壌に移動させた場合に、どの程度の速さで濃度が低下するかを予測することもできる。この情報は、最大許容濃度を下回る時期を推定するのに利用できるが、この推定値は測定によって検証する必要がある。 報告書「オランダの氾濫原における放牧野生牛の肉への草及び土壌からのダイオキシン類及びダイオキシン様PCBの移行」(40ページ、英語)は、以下のURLから閲覧可能。 https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2021-0142.pdf 報告書「野生牛のダイオキシン類及びダイオキシン様PCBの移行モデル(事例研究: オランダの氾濫原)-モデルの文書化」(65ページ、英語)は下記URLから入手可能。 https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2021-0149.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | オランダ |
| 情報源(公的機関) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
| 情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
| URL | https://www.rivm.nl/publicaties/transfer-of-dioxins-and-dioxin-like-pcbs-from-grass-and-soil-to-meat-of-wild-cattle |
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