食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05950850105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、動物細胞培養技術を用いて製造された食品の最初の市販前協議の完了を公表
資料日付 2022年11月16日
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分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は11月16日、動物細胞培養技術を用いて製造された食品の最初の市販前協議の完了を公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは、動物培養細胞から製造された食品の最初の市販前協議を完了した。FDAは、UPSIDE Foods社がFDAに提出した情報を評価し、同社の安全性に関する結論について現時点で更なる質問はない。同社は、動物細胞培養技術を用いて、ニワトリから生細胞を採取し、制御された環境において採取した細胞を増殖させ、動物培養細胞食品を製造している。
 FDAとUPSIDE Foods社との市販前協議には、同社の生産工程、及びその生産工程によって製造された培養細胞材料の評価が含まれており、これには細胞株及び細胞バンクの確立、製造管理、並びに全ての成分及び材料(input)等がある。この任意の市販前協議は、承認手続きではない。代わりに、同社によって共有されたデータ及び情報をFDAが慎重に評価した後、同社の安全性に関する結論について現時点で更なる質問はないことを意味するものである。
 FDAは、動物培養細胞から製造された食品の監視に関する情報を共有することを約束し、本日、以下を公表した。
・UPSIDE Foods社へのFDAの回答書
URL:https://www.fda.gov/media/163260/download
・同社から提供されたデータ及び情報に対するFDAの評価を説明する科学的メモ
URL:https://www.fda.gov/media/163261/download
・当該食品が安全であるという同社自身による評価
URL:https://www.fda.gov/media/163262/download
 FDAの要件(細胞培養部分の工程を行う施設登録を含む)を満たすことに加えて、同社は製造施設に対して米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)からの検査済み証明(grant of inspection)を必要とする。更に、その食品自体は、米国市場に参入する前に、USDA-FSISによる検査済みマーク(mark of inspection)が必要である。当該製品の米国市場への参入が近づくにつれ、FDAはUSDA-FSISと緊密に連携して、適切に規制及び表示されるようにする。
 FDAは、連邦食品医薬品化粧品法(FFDCA)に基づき食品が安全かつ合法であることを保証するために、動物培養細胞食品及び製造工程を開発している他の企業と協力する準備ができている。企業には、FDAへの提出を行うよりかなり前、自社製品や製造工程の開発段階の早い時期に、頻繁にFDAとの対話を行うことを勧める。FDAはすでに複数の企業と、魚介類の細胞から作られた食品(FDA単独で監督する予定)を含む、動物培養細胞から作られた様々な種類の食品について議論している。FDAの目標は、安全な食品の生産を常に最優先事項として維持しながら、食品技術のイノベーションを支援することである。動物培養細胞で作られた食品は、他の全ての食品と同様に、安全要件を含め、同じ厳しい要件を満たさなければならない。
 詳細情報は、以下のURLから入手可能。
・動物培養細胞を用いた食品のページ
https://www.fda.gov/food/food-ingredients-packaging/human-food-made-cultured-animal-cells
・プレスリリース:FDAの声明「FDAは動物細胞培養技術による食品のイノベーションを促進する」(2022年11月16日)
https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-spurs-innovation-human-food-animal-cell-culture-technology
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-completes-first-pre-market-consultation-human-food-made-using-animal-cell-culture-technology
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
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