食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05950580104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、えのき茸に関連したリステリア集団感染に関する情報を公表(初報)
資料日付 2022年11月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は11月17日、えのき茸に関連したリステリア集団感染に関する情報を公表した(初報)。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州にわたるリステリア・モノサイトゲネス集団感染の調査のため、様々な種類のデータを収集している。
2. 疫学及び検査のデータにより、リステリア菌に汚染されたえのき茸が病因となっていることが示されている。調査官は、これらの疾病に関連している可能性のあるえのき茸のブランドの特定に取り組んでいる。
3. 2022年11月15日現在、リステリア菌の集団感染株の感染者計2人が2州(ミシガン州、ネバダ州)から報告されている。患者の検体は、2022年10月5日から2022年10月8日までの間に収集された。
4. 公衆衛生当局は、患者の年齢、性別、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の1か月間に喫食した食品等の、様々な種類の情報を収集する。この情報は、調査官が集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供する。
 患者2人の年齢は30歳及び42歳で、どちらも男性である。2人とも入院し、死亡者は報告されていない。両患者は、えのき茸の喫食又はえのき茸を用いたメニューのある飲食店での食事を報告した。
5. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により発症したことを示唆している。
6. 2021年11月、FDAは、輸入えのき茸に関連するリステリア菌の集団感染を防ぐためのFDAの戦略の一環として輸入時に収集した、えのき茸1検体でリステリア菌を確認した。当該えのき茸は廃棄された。当該検体のリステリア菌は、この集団感染の原因となったリステリア菌と遺伝的に近縁である。しかし今日までのところ、今回の集団感染において、当該検体に関連する事業者は、可能性のあるえのき茸の供給源として特定されていない。
7. CDCは、妊娠中、65歳以上、あるいは免疫機能が低下した人々に生のえのき茸を喫食しないように勧告している。CDCはまた、飲食店に対し、生のえのき茸を提供しないように勧告している。全ての食中毒菌を殺菌するよう、えのき茸は十分に加熱調理すること。
8. 現在FDAは、えのき茸を含む3件の輸入警告を発行している。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/listeria/outbreaks/enoki-11-22/index.html
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