食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05950370149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非標的の陸生生物の植物保護製剤へのばく露シナリオの開発を支援する外部委託機関による科学的報告書を公表
資料日付 2022年11月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月11日、非標的の陸生生物の植物保護製剤へのばく露シナリオの開発を支援する外部委託機関(※訳注)による科学的報告書(2022年9月13日承認、109ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2022. EN-7661)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009は、数グループの非標的生物(non-target organisms(NTO))のリスク評価を義務付けている。分野別の規則においてやや一般的に定義された保護目標を実際に運用するため、具体的保護目標(Specific Protection Goals(SPG))が開発された。SPGは生態系がどこでいつ保護される必要があるかに関する明確な定義を可能にする。SPGの評価は、単純で控えめな(conservative)低い段階から、より複雑で現実的な高い段階へと移動する段階的アプローチで評価される影響評価目標(Effect Assessment Goals(EfAG))及びばく露評価目標(Exposure Assessment Goals(ExAG))を用いて運用される。影響評価の段階は、生態毒性の影響(生態毒性の実験室又は(準)圃場試験における人工的なばく露に対して観察される)を特定する一方、ばく露評価の段階は、圃場で測定又はシミュレーションされたばく露を示す。両評価は、いわゆる「生態毒性に関連するばく露量」(Ecotoxicologically Relevant Exposure Quantity)、つまり観察された生態毒性影響に最適の関連性を示すばく露量によって関連付けられる。
 本報告書は、実験的に実現可能な影響評価の最高度の段階を表すsurrogate reference tierを正確に定義する重要性を強調し、EfAGの比較的新しい概念を詳細に説明する。レギュラトリーサイエンスにおいてよく知られているExAGは非圃場(off-field)の(小型)哺乳類と非標的節足動物(Non Target Arthropods(NTA))対するSPGオプションの一つであるNTAに関して定義付けされた。
 圃場内及び圃場外の状況に関して現在定義付けされているSPGの評価を考慮し、作付けされ農薬が施用された圃場の周辺の区域をより正確に定義付ける必要があることが示された。現状では、「圃場内」と「圃場外」の用語は十分に具体的ではない。「圃場内」と「圃場外」との差は、作物の最終列までの距離に基づく散布ドリフトの堆積物(往々にして主なばく露経路)に関連して重要である。現場の状況次第で、圃場内の作付けしていない区域と圃場外との間の距離は類似しているか、非常に異なっている可能性がある。現行の「圃場内」と「圃場外」の区別を使用しては、このような差は適切に反映されない。したがって、「作付け中の圃場内」、「作付けしていない圃場内」、及び「作付けしていない圃場外」の用語を導入することが提案される。
(※訳注) 外部委託機関:Wageningen University and Research (WUR)
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-7661
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