食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05950360149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分コドリンガ顆粒状病ウイルスの農薬リスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2022年11月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月7日、有効成分コドリンガ顆粒状病ウイルス(Cydia pomonella granulovirus:CpGV)の農薬リスク評価のピアレビューに関する結論(2022年10月3日承認、16ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7630)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会施行規則(EU) No 844/2012(規則(EU) No 2018/1659により改正)は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第14条に基づく有効成分の認可更新の手続きを規定する。これらの有効成分のリストは、欧州委員会施行規則(EU) No 686/2012(規則(EU) No 2016/183により改正)において設定されている。当該有効成分は規則(EU) No 686/2012のリストに記載された有効成分の一つである。
 評価担当加盟国(RMS)ドイツの評価に関する農薬リスク評価のピアレビューがEFSAにより実施され、以下の結論が得られた。
 欧州連合(EU)レベルで提案された、梨状果(りんご、梨等)、核果(桃、あんず等)及びくるみの木の殺虫剤としての圃場における代表的な業務用及び非業務用スプレー使用は、標的の害虫コドリンガ及びナシノヒメシンクイ(oriental fruit moth)に対して殺虫剤としての十分な有効性を示す。
 データパッケージの評価では、代表的な製剤の微生物/生物学的特性/物理的及び技術的特性に関連して重要な懸念領域として含まれる必要がある問題はなかった。
 哺乳類毒性の領域において、データギャップや重要な懸念領域はない。様々なバキュロウイルスを用いて実施された広範囲の試験において、ヒトの健康に対する有害影響は報告されなかったが、これは長年に渡る安全な使用とバキュロウイルス科が2009年以来EFSAの安全性適格推定(QPS)のリストに収載されていることにより裏付けされている。残留物の領域では、データギャップは特定されなかった。消費者リスク評価は確定され、健康リスクを示さなかった。当該有効成分は既に欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005附属書IV(※訳注1)に収載されている。
 環境中の当該有効成分の分解及び挙動に関して利用可能な情報は、評価された代表的な用途に対する環境ばく露を評価するのに十分であると考察された。
 生態毒性の領域において、当該有効成分の報告された意図する用途に関して、全てのグループの標的外の生物に対する低リスクが結論された。
 重要な懸念領域や確定しなかった問題には繋がらないが、データ要件を遵守するために必要と考えられ、EUレベルで評価されるいくつかの又は全ての代表的な用途に関連するデータギャップが以下のとおり残っている(抜粋)。
・製剤「Virgo」の更新された成分及びCpGV-M(訳注:CpGV-Mexican、CpGVの分離株)の最小及び最大含有量に関する確証が申請者から提出されなかった。
(※訳注1) 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005附属書IV: 農薬の使用による残留が自然発生的なものと区別できないレベルであり、消費者への潜在的なリスクなどの点からMRLの設定は不要と判定された有効成分を収載
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7607
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