食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05940170544
タイトル ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)、クサギカメムシの侵入防止のためのネオニコチノイド系殺虫剤Actaraの使用規則の変更に関する意見募集を発表
資料日付 2022年10月26日
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概要(記事)  ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)は10月26日、クサギカメムシの侵入防止のためのネオニコチノイド系殺虫剤Actaraの使用規則の変更に関する意見募集を発表した。概要は以下のとおり。
 NZEPAは、ニュージーランドに侵入するクサギカメムシ(Brown marmorated stink bug: BMSB)を阻止するために、ネオニコチノイド系殺虫剤の使用に関する規則を変更するべきかどうかについて意見を求めている。
 第一次産業省(Ministry for Primary Industries: MPI)は、殺虫剤Actara(※訳注: 有効成分: チアメトキサム(thiamethoxam))の使用回数を単一エリアで年間4回から最大19回まで増やすことを申請した。
 この追加使用は、BMSBの重大な侵入にのみ対応し、承認された化学物質作業者のみが行うものとする。NZEPAが実施している修正再評価の一環として、1回あたりの散布量は検討されていない。
 これは、ネオニコチノイドがミツバチや他の花粉媒介者に対して毒性があるという理由で現在禁止されているActaraの開花中又は開花間近の植物への使用に影響を与える可能性がある。
 承認されたバイオセキュリティ化学物質作業者は、重要な授粉時期を避けて散布するタイミングを含む一連の規則に従うことによって、花粉媒介昆虫へのリスクを軽減する。
 BMSBは、ニュージーランドにとって最も重大なバイオセキュリティの脅威の一つであり、放置すれば園芸輸出量を20年間で最大12億ドル減らす可能性があり、作物の最大90%に損害を与え、果樹や様々な園芸作物を含む300以上の植物種に影響を与える恐れがある。東アジア原産のBMSBは現在、米国、カナダ、欧州諸国、チリ等、30か国以上に生息し、世界の農業に数十億ドルもの経済損失を与えている。
 ニュージーランドには、これまでBMSBの定着個体群はなく、ニュージーランドバイオセキュリティ局(Biosecurity New Zealand)の国境職員は、国境でたびたびBMSBを捕獲している。そのほとんどは、輸入貨物に対する処理要件が原因で、死骸となって発見されている。
 Actaraの使用に関する再評価の根拠は、BMSBのまん延阻止におけるその有効性に関する重要な新情報に基づいている。
 パブリックコメントにより、BMSBのまん延に対応して、Actaraの使用の増加を申請者に許可することのリスクとベネフィットについて、一般市民と関連産業の関係者は追加情報を提供することができる。提出者は、NZEPAの意志決定プロセスに貢献するために、情報の提供、意見提出、問題提起を行うことができる。提出は2022年12月6日まで受け付ける。
 当該再評価に関する詳細は、以下のURLから閲覧可能。
https://www.epa.govt.nz/public-consultations/open-consultations/reassessment-of-actara/
地域 大洋州
国・地方 ニュージーランド
情報源(公的機関) ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)
情報源(報道) ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)
URL https://www.epa.govt.nz/news-and-alerts/latest-news/epa-seeks-views-on-nipping-stink-bug-in-the-bud/
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